ターゲット抽出

このアクションでは、データを対象 URL から抽出して、変数またはファイルに保存します。選択した変数に実際のデータを保存できない場合 (PDF ファイルを XML 変数に保存しようとするときなど)、アクションを実行するときにエラーが生成されることがあります。

また、オプションで、抽出したデータの実際のコンテンツ タイプとファイルの名前を、ユーザー指定の変数に保存できます。

プロパティ

「ターゲット抽出」アクションは、次の各プロパティを使用して設定できます。

ロケーション

このプロパティで、抽出元になる対象 URL を指定します。

URL

表示されるテキスト フィールドに、URL を直接入力します。HTTP プロトコルを使用する Standard URL が短縮形で記載されることがあるので注意してください。たとえば、"http://www.kofax.com" の代わりに "www.kofax.com" と記載されることがあります。

見つかったタグの URL

見つかったタグに URL を含めるように指定します。

変数内の URL

指定した変数から URL を読み取るように指定します。

エクスプレッションから URL を作成

開く URL としてエクスプレッションを指定します。

コンバータの URL

開く URL として出力値を使用するデータ コンバータのリストを指定します。

クリックして読み込んだ URL

見つかったノードをクリックし、その結果として読み込まれた URL を使用するように指定します。たとえば、見つかったノードをクリックした結果がフォーム送信となった場合、「ページ読込」ステップ アクションで読み込まれたデータが、フォーム送信の結果となります。

データを保存

抽出したデータの保存場所を指定します。以下の 2 つから選択できます。

変数

抽出したデータを保存する変数を指定します。この変数は、次のいずれかでなければなりません。バイナリ、イメージ、PDF、テキスト、HTML、XML、または Excel です。

ファイル

データを書き込むファイルを指定します。

ロボットがダイレクト (最小実行) デザイン モードの場合、「ファイルに保存」は、デバッグ モード内で、RoboServer に対してのみ実行されます。

ロボットがフルで実行 (スマート再実行) デザイン モードの場合、「ファイルに保存」は、デザイン モードとデバッグ モードの両方で実行されます。

ファイル名

ファイルの名前と拡張子を指定します。

自動

このオプションでは、次の方針でファイルの名前を自動的に生成します。

  1. まず、レスポンスのコンテンツ配置ヘッダーにファイルの名前のパラメータがあるかどうかを確認し、ある場合はその名前を使用します。

  2. 次に、URL にファイルの名前が含まれるかどうかを確認し、ある場合はその名前を使用します。

  3. 上のオプションがどれも成功しなかった場合は、エラーが生成されます。

値、変数、エクスプレッション、コンバータ

値セレクターを使用してさまざまな方法で値を指定することができます。

ディレクトリ

ファイルを置くディレクトリを指定します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます。

ディレクトリを作成

存在しないディレクトリをすべて、指定したパスに作成するかどうかを指定します。このオプションを選択すると、ディレクトリが作成されます。このオプションを選択しない場合は、ディレクトリが存在しなければならず、存在しないときはエラーが生成されます。

オーバーライド戦略

選択したファイルが既にある場合の処理を指定します。

ファイルを上書きする
既存のファイルは置き換えられます。
ファイルを上書きしない
既存のファイルは置き換えられなくなります。ファイルが既に存在する場合は、エラーが生成されます。
新しいファイルを作成
新規ファイルが必ず作成されるようになります。選択した名前のファイルが既に存在する場合は、新しい固有のファイルの名前が、そのファイルに対して生成されます。この新しいファイルの名前は、選択した元のファイルの名前に、拡張子の直前の末尾にシリアル番号を追加したものになります。たとえば、元のファイルの名前 myData.dat に _1 を追加して myData_1.dat になります。

メタ データを次の場所に保存

抽出したデータについてのメタ データを保存する変数を指定します。

コンテンツ タイプ

データのコンテンツ タイプを保存するオプション変数を指定します。たとえば、画像の場合、コンテンツ タイプは以下のようになります。

image/gif

プレーン テキストの場合、コンテンツ タイプは以下のようになります。

text/plain; charset=iso-8859-1

ファイル名

抽出したデータのファイルの名前を保存するオプション変数を指定します。データをファイルに保存する場合、そのファイルの名前は実際に使用するファイルのフル パスになります。データが変数に読み込まれると、そのファイルの名前は、元のリソースのファイルの名前 (URL またはレスポンスのコンテンツ配置ヘッダーから取得) になります。

オプション

ステップのオプションをロボットのオプションよりも優先させることができます。オプション ダイアログでアスタリスクが付いているオプションは、ロボットの設定のオプションに優先します。その他すべてのオプションはロボットに対して指定されているものと同じになります。