スケジュール

[スケジュール] メニューでは、Management Console でのスケジュールを管理できます。スケジュールは、一連のロボットを表示し、これらの実行を計画します。スケジュールの実行とは、選択したロボットを (並列で、または順番に) 実行することを意味し、必要に応じてロボットを事前実行または事後実行することができます。

重要 スケジュールの実行間隔を選択していても、スケジュールの実行中に実行時間になった場合、このスケジュールは開始されません。

[スケジュール] メニューの上部にある [プロジェクト] ドロップダウン リストで、表示するスケジュールを含むプロジェクトを選択できます。各スケジュールに関する情報の表示方法を次のように変更できます。

  • [フィルタ] テキスト フィールドにスケジュール名またはスケジュール名の一部を入力して、テーブル内のスケジュールのリストをフィルタリングすることができます。詳細については、フィルタリングを参照してください。
  • 右側の メニュー アイコンを使用して、スケジュールに表示するテーブル列を選択します。
  • 右側の 更新アイコンをクリックして、表示された情報を更新します。

デフォルトでは、スケジュールごとに次のテーブル列が表示されます。

説明

[アクティブ]

アクティブである場合、スケジュールは計画どおりに実行されます。次のような複数の理由により、スケジュールを非アクティブにする必要がある場合があります。

  • スケジュールによって実行されている機能が現在不要な場合。

  • ロボットでエラーが検出され、これらのエラーを修正する前にスケジュールが実行されないようにする場合。

  • 実行する度に手動でスケジュールをトリガしたい場合。これは、準備タスクやクリーンアップ タスクなどの一部のロボットやスケジュールに適しています。

[名前]

スケジュールの名前。

[プロジェクト名]

スケジュールが属するプロジェクトの名前 (すべてのプロジェクトを表示する場合に役立ちます)。

[ジョブ カウント]

合計およびアクティブなジョブの総計。すべてのジョブがアクティブな場合は、アクティブなジョブの数が一覧表示されます。3 つのジョブのうち 2 つがアクティブな場合は、2 (3) と表示されます。

[次の実行]

次回のスケジュール実行が計画されている時間。

[前の実行]

スケジュールが前回実行された時間。

[間隔]

スケジュールの 2 回にわたる連続した実行における計画間隔。

[合計実行数]

スケジュールが実行された回数。

エラー

スケジュールの最終実行中のスケジュール エラーの数。スケジュール エラーには、ロボットのエラーは含まれません。

エラーとロボット エラーを表示するには、[設定] -> [RoboServer ログ データベース]の [一般] タブでログ データベースが設定されていること、および [RoboServer] -> [設定] -> [ログ] の RoboServers でデータベース ログが有効になっていることを確認します。

[ロボットのエラー]

このスケジュールによってロボット実行で発生したロボットのエラーの数。

スケジュールされたロボットで RoboServer が動作しているときにロボットによってエラーが報告された場合、RoboServer はエラーからの回復を試みるため、スケジューラと RoboServer は停止されません。

オプションの列

[合計ジョブ数]

スケジュールにおけるジョブの合計数。

[アクティブなジョブ]

スケジュールにおけるアクティブなジョブの合計数。

[作成者]

このスケジュールを作成したユーザーの名前。

[変更者]

このスケジュールを最後に変更したユーザーの名前。

[コミット メッセージ]

コミットについて説明した概要。

[リビジョン番号]

スケジュールのリビジョンの回数。

[クラスタ]

スケジュールが実行されるクラスタ。

新しいスケジュールの作成
  1. 新しいスケジュールを作成するには、左上隅の + 記号をクリックします。

    「プロジェクトを選択」ダイアログ ボックスが表示されます。

  2. プロジェクトを選択して [OK] をクリックします。

    複数の新しいタブが開きます。

  3. [基本] タブには、スケジュールの設定に必要なすべての項目が含まれます。

    • [名前]: スケジュールの名前。

    • [アクティブ]: このスケジュールをアクティブにするには、このオプションを選択します。

    • [シンプル]/[Cron]: スケジュールのタイム プランを定義する方法を選択します。

    • []: シンプル スケジュールにのみ利用できます。スケジュールの 2 回にわたる連続した実行間の、希望の時間の間隔。「1 分」、「3 時間」などの単位付きの整数で入力します。

    • パターン: Cron スケジュール専用。スケジュールが実行されるべき時を定義するパターン。

    • [開始時間]: スケジュールを開始する必要があるローカル時間。

    • [ジョブの優先順位]: このスケジュール ジョブの実行優先順位は、特定のリソースへのアクセスを許可するためにキューイングされた他のスケジュール ジョブよりも優先されます。この優先順位は、スケジュール内のすべてのロボット ジョブに適用されます。詳細については、スケジュール ジョブのキューイング を参照してください。

    • [ジョブのタイムアウト]: スケジュール ジョブのキューイングのタイムアウト。スケジュールジョブに特定のリソースへのアクセスが許可されておらず、タイムアウトに達するまで実行されなかった場合、スケジュール ジョブはキューイングを停止します。このタイムアウトは、スケジュール内のすべてのロボット ジョブに適用されます。詳細については、スケジュール ジョブのキューイング を参照してください。

    • 前処理ロボット: スケジュールの開始前に実行されるロボットの名前。

    • 後処理ロボット: スケジュールされた他のすべてのロボットの実行後に実行されるロボットの名前。

    • [クラスタで実行]: このスケジュールを実行するクラスタの名前。

    • [コミット メッセージ]: コミットについて説明した概要。

  4. [詳細] タブでは、ランタイム制約を設定できます。

    • [実行時間の制限]: スケジュールの各ロボットの最大実行時間を設定します。ロボットがこの期間にわたって実行された場合、サービスが停止し、エラーがログに記録されます。デフォルトの値は -1 で、これは時間に制限がないことを示します。

    • [抽出値の制限]: 各ロボットが出力できる値の最大数を選択します。ロボットがこの数を超える値を生成すると、サーバーはロボットを停止し、エラーがログに記録されます。デフォルトの値は -1 で、これは数に制限がないことを示します。

    • [ジョブを順次実行]: [スケジュールされたジョブ] タブにリストされた順序でロボットを実行する場合に選択します。

    • [電子メール通知を使用]: チェックすると、ロボットに不具合が発生したとき毎回、電子メールを受信します。スケジュールにおいて複数のロボットに不具合が発生すると、スケジュールが実行される度に各ロボットにつき 1 通のメールが送信されます。電子メール通知は、SMTP サーバーを設定し、[電子メール アドレス] フィールドに目的の電子メール アドレスを入力した場合にのみ機能します。

    • [電子メール アドレス]: 通知が送信される、コンマ区切りの電子メールのリスト。最初にリストされているアドレスが、送信者および受信者のアドレス両方として使用されます。フィールドには 255 文字まで入力できます。このフィールドの制限文字数を超えると、スケジュールは保存されません。

  5. [スケジュールされたジョブ] タブには、スケジュールがトリガーされた場合に実行されるジョブのリストが表示されます。

    • [ジョブ名]: ジョブの表示名。ロボットのアップロード時に表示名の属性で指定した名前です。

    • [アクティブ]: アクティブの場合、スケジュールが実行されるときにジョブが実行されます。以下のような場合には、スケジュール内の単一のジョブを非アクティブの状態にする必要があります。

      • ジョブによって実行される機能が現在必要ない場合。

      • ロボットでエラーが検出され、これらのエラーを修正する前にスケジュールが実行されないようにする場合。

      • 実行する度に毎回手動でジョブをトリガしたい場合。

    スケジュールへのジョブの追加

    スケジュールにジョブを追加するには、次の手順を実行します。

    1. 左上隅の + 記号をクリックします。

      ジョブの作成をガイドするダイアログ ボックスが表示されます。

    2. [ジョブ タイプの選択] ステップで、オプションを選択します。利用できるオプションには、以下が含まれます。

    ジョブ タイプ

    説明

    シングル ロボット

    シングル ロボットを実行するジョブを追加します。複数のロボットを 1 つずつ追加します。入力をロボットに渡すために、必要なパラメータを指定できます。

    ロボットのグループ

    パス名が指定した基準に一致する任意の数のロボットを実行するジョブを追加します。ロボット グループは、スケジュールを開始するたびに評価されるため、選択した基準と一致する新しいロボットが自動的に実行されます。

スケジュールに対するアクション

ロボットの コンテキスト メニューをクリックすると、次のアクションが一覧表示されます。

  • [コピーの作成]: スケジュールを作成するためのウィザードを開きます。新しい名前を指定し、スケジュールに変更を加えて、[OK] をクリックします。
  • [非アクティブ化]/[アクティブ化]: スケジュールをオフ/オンにします。
  • [実行]/[停止]: クリックして、スケジュールを手動で実行します。これは、非アクティブなスケジュールに特に役立ちます。スケジュールがすでに実行中の場合は [停止] 機能がアクティブになり、クリックするとスケジュールが停止します。つまり、実行しているすべてのロボットが可能な限りすぐに停止します。すべてのロボットが実行を停止するまで、スケジュールは「実行中」と表示されます。
  • [編集]: パラメータが入力済みの、スケジュール作成と同じウィザードが開きます。
  • [ビュー]: ログ ビューの表示内容と同一の、スケジュール実行に関連する情報を表示するために複数のビュー機能を使用することができます。

別のスケジュール作成方法

[ロボット] セクションからスケジュールを作成することもできます。これを行うには、任意の数のロボットを選択し、右クリックして、コンテキスト メニューから [スケジュールの作成] を選択します。