リモート デバイス アクション

デバイス アクション ステップを使用して、リモート コンピュータ上で実行中の Desktop Automation サービスでいくつかのアクションを実行できます。

プロパティ

名前
ステップの名前。
デバイス
サービスを管理するリモート デバイスを選択します。
アクション
  • [サスペンド]: デバイスをサスペンドします。サービス操作を復元するには、ユーザーまたは管理者はデバイスで Desktop Automation サービスを手動で起動する必要があります。

    サスペンド状態ではロボットは DA サービスを利用できませんが、状態情報は ping メカニズムを介して Management Console に送信され、デバイスは [管理] > [デバイス] セクションに表示されます。このコマンドは、何らかの理由でサービスまたはサービスを実行しているコンピュータの設定を変更する必要が生じた場合に役立ちます。

  • [シャットダウン]: サービスを停止します。これによりリモート デバイスは使用できなくなります。Desktop Automation サービスが実行されているコンピュータは、Management Console のリストから削除されます。
  • [再起動]: サービスを停止してから、起動します。ロボットまたは Design Studio ではデバイスとの接続が失われるため、復元するにはリロードする必要があります。
  • [スクリーン ロック]: リモート デバイスのスクリーンをロックします。このアクションでは、パラメータとしてパスワードが必要になります。詳細については、スクリーン ロックの使用を参照してください。
  • [マシンの再起動]: Desktop Automation サービスを実行中のコンピュータを再起動します。
  • [マシンのシャットダウン]: Desktop Automation サービスを実行中のコンピュータをシャットダウンします。

スクリーン ロックの使用

オートメーション デバイスの操作中、コンピュータ スクリーンのロックが必要になる場合があります。Desktop Automation サービス メニューの [スクリーン ロック] コマンドを使用して、スクリーンをロックすることができます。デバイス スクリーンをロックする前に、サービスが実行中で、接続状態になっていることを確認します。スクリーンをロックするには、Desktop Automation サービス アイコンを右クリックして、[スクリーン ロック] を選択します。

ユーザーがログインしたときに別の画面を表示するように Windows が設定されている場合、スクリーン ロックは [OK] が押されたときにこの別の画面を検出して閉じようとします。この画面を閉じないと、アクションが失敗することがあります。別の画面が検出されると、スクリーン ロック機能はシステムとの接続が確立されてから 3 秒後に画面を閉じます。自動検出が失敗する場合、または 3 秒では十分でない場合は、自動化されたデバイスの環境変数に KAPOW_LEGALNOTICE_SECONDS システム変数を追加し、接続後にウィンドウを閉じるまで待機する秒数を [変数値] フィールドに設定します。変数を追加した後、Desktop Automation サービスを再起動します。

スクリーン ロックの使用前提条件
Desktop Automation でスクリーン ロック機能を使用するには、デバイスが次の要件を満たす必要があります。
  • リモート デスクトップが有効になっていること。
  • Desktop Automation サービスを実行しているユーザーは、リモート デスクトップ経由での接続が管理者グループまたはリモート デスクトップ グループのメンバーとして許可されており、パスワードを使用する必要があります。
  • Computer Configuration > Administrative Templates > Windows Components > Remote Desktop Services > Remote Desktop Session Host > Security の有効なグループ ポリシーで「接続時に常にパスワードの入力を求める」をオフにする必要があります。

  • ポート 3389 が開いていること。
  • オートメーション デバイスをドメイン コントローラにすることはできません。