事前定義済みのプロジェクト

Kofax RPA によってインストールされた KTT Project Builder のカスタム プロジェクトおよび Kofax RPA によって提供された変換プロジェクトを編集できます。Project Builder を開くと、そのドキュメントにアクセスできます。

バーコード プロジェクト
このプロジェクトの目的は、ドキュメントからすべてのバーコードを抽出することです。

バーコード プロジェクトの設定を変更するには、次のステップを実行します。

  1. Kapow_Barcodes.fpr プロジェクト ファイルを見つけます。

  2. このファイルを Project Builder で開きます。

  3. 左側のプロジェクト ツリーでクラス [デフォルト] を選択します。

  4. 目のシンボルをクリックして詳細を開きます。

  5. [ロケータ] で、BL バーコード ロケータをダブルクリックします。デフォルトでは、ロケータはバーコード タイプを自動検出するように設定されています。

  6. [タイプ] の下にある [自動検出] オプションをオフにして、特定のタイプを選択します。

  7. デフォルトでは、ロケータは方向を自動検出するように設定されています。[方向] の下にある [自動検出] オプションをオフにして、特定の方向を選択します。

  8. デフォルトでは、ロケータはドキュメントのすべてのページのバーコードを検索するように設定されています。バーコードの検出対象を特定のページのセットに制限するには、[領域] タブを選択し、[ロケータを有効化する対象] の設定を変更します。

  9. プロジェクトの編集が終了したら、すべてのダイアログ ボックスを閉じ、[プロジェクト] タブの [プロジェクトを保存] をクリックします。

請求書プロジェクト (請求書の消費税および請求書の VAT)

これらのプロジェクトは米国からの請求書を抽出するように設計されており、消費税もサポートしています。これらのプロジェクトでベンダーを適切に抽出するには、ERP マスター データを設定する必要があります。ベンダーおよび内部会社のマスター データは、csv ファイルとして提供する必要があります。プロジェクトには、会社固有のベンダーに適合できる vendors.csv ファイルと internal_venders.csv ファイルが含まれています。

マスター データを指定して設定するには、以下の手順を実行します。

前提条件
  • ベンダー ファイルは、Vendors.csv というセミコロンで区切られたドキュメントです。ファイルには次の列が必要です。

    • VendorID (必須)

    • CompanyCode (オプション)

    • Name (必須)

    • Street (必須)

    • City (必須)

    • ZIP (必須)

    • PostBox (オプション)

    • Country (必須、2 文字の国コード)

    • FIDNumber (オプション)

    • Phone (オプション)

    • Fax (オプション)

    • URL (オプション)

    • Email (オプション)

  • 内部のベンダー ファイルは Vendors_Internal.csv という名前にする必要があります。これは、Vendors.csv と同じ列を持つセミコロンで区切られたファイルです。内部ベンダーは、顧客のエンタープライズ内部のベンダーです。このファイルは、ベンダー結果から、通常の外部請求書の請求先住所と混同しやすい内部ベンダーを除外するために使用されます。

  1. Kapow_Invoices_SalesTax.fpr プロジェクト ファイルまたは Kapow_Invoices_VAT.fpr プロジェクトファイルを見つけて、Project Builder で開きます。

  2. [プロジェクト設定] を開きます。

  3. [データベース] タブを開きます。

    パスが正しくないため、2 つの Fuzzy データベース項目に赤色のフラグが付いていることに注意してください。

  4. [Vendors] をダブルクリックします。

  5. ネットワーク共有上の Vendors.csv のパスを選択します。

  6. [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。ファイルがインポートされます。

  7. Vendors_Internal をダブルクリック。

  8. ネットワーク共有上の Vendors_Internal.csv のパスを選択します。

  9. [OK] をクリックしてダイアログ ボックスを閉じます。ファイルがインポートされます。

  10. ファイルの編集が終了したら、すべてのダイアログ ボックスを閉じ、[プロジェクト] タブの [プロジェクトを保存] をクリックします。

オンライン ラーニング
デフォルトでは、同様のドキュメントでのフィールド認識の確率を上げるために役立つオンライン ラーニングは請求書プロジェクトでのみ有効にできます。トレーニング ドキュメントが保存されるフォルダへのパスを指定する場合、そのフォルダがすでに存在していることを確認します。フォルダが存在しない場合、作成することを求める通知を受け取ります。続行するには、[はい] をクリックします。
言語プロジェクト
このプロジェクトの目的は、ドキュメントが記述される言語を特定することです。

このプロジェクトは設定可能ではありません。

OCR プロジェクト

このプロジェクトの目的は、ドキュメントのフル テキスト OCR の結果を返すことです。デフォルトではこのプロジェクトに検証プロセスが含まれていないことに注意してください。

OCR 認識言語をデフォルト (英語) から変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Kapow_OCR.fpr プロジェクト ファイルを見つけます。
  2. このファイルを Project Builder で開きます。
  3. [プロジェクト設定] をクリックします。
  4. [プロジェクト設定] ダイアログ ボックスで、[認識] タブを選択します。
  5. [FineReader] ページ プロファイルを選択します。
  6. 希望の言語を確認します。
  7. すべてのダイアログ ボックスを閉じ、[プロジェクト] タブの [プロジェクトを保存] をクリックします。

US 住所抽出プロジェクト
このプロジェクトの目的は、ドキュメントからすべての US 住所を抽出することです。

このプロジェクトは設定可能ではありません。

Sentiment プロジェクト

このプロジェクトの目的は、テキストの雰囲気 (ポジティブまたはネガティブなど) を推測し、会社名、個人名などのエンティティを識別することです。変換されたドキュメントでは、ムードは -1 から 1 までの数字で Sentiment フィールドに表示されます。-1 は完全にネガティブで、1 は完全にポジティブです。たとえば、0.257545 はわずかにポジティブなテキストを表します。

デフォルトでは、プロジェクトは英語のテキストを処理します。Sentiment プロジェクトの言語バンドルは、3 つの .msi インストーラーで個別に分配されます。

  • Kofax NLP 規定欧米語 バンドル: 英語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、スペイン語

  • Kofax NLP 規定欧米語以外の欧米語 バンドル: オランダ語、イタリア語、ルーマニア語

  • Kofax NLP 追加の言語 バンドル: 日本語、韓国語、標準中国語

言語バンドルはデフォルトではインストールされません。使用可能な言語を使用するには、該当する言語バンドルをインストールします。たとえば、英語を使用するには、Kofax NLP Western Default Language Bundle をインストールします。

バンドルは Windows プログラムとしてインストールされ、オプションはありません。言語バンドルを削除するには、コントロールパネルから [プログラムと機能] または [アプリと機能] を開き、バンドルを選択して [アンインストール] をクリックします。

認識言語をデフォルト (英語) から変更するには、以下の手順を実行します。

  1. Project Builder で Sentimentプロジェクトを開きます。

  2. [プロジェクト設定] をクリックします。

  3. [プロジェクト設定] ダイアログ ボックスで、[プロパティ] ボタンをクリックします。

  4. デフォルトの英語オプションをクリアします。

  5. 言語を選択します。

  6. すべてのダイアログボックスを閉じます。

  7. プロジェクト ツリーで、Default Project Class の定義を選択します。

  8. スクロール ダウンんして、言語リストから目的の言語を選択します。

  9. [プロジェクト] タブの [プロジェクトを保存] をクリックします。

カスタマイズ済みのプロジェクト
このオプションを選択するときは、ドキュメントを処理するプロジェクトのパス (c:\rpa\ocr など) を [プロジェクト名] プロパティに指定します。プロジェクト リンクは、Design Studio を実行しているコンピュータではなく、Document Transformation ホスト上のローカルにアクセス可能なフォルダでなければなりません。