Process Discovery Agent の構成

Process Discovery Agent はコンピュータにインストールされ、指定したアプリケーションのユーザー アクティビティ情報を収集したり、データをデータベースに格納したりします。

スクリーン リーダーやウイルス対策ソフトウェアなどの一部の支援テクノロジ アプリケーションは、Process Discovery Agent を検出して、警告を生成するか、エージェントの実行を阻止することがあります。エージェントの実行を許可するには、Process Discovery Agent を安全なアプリケーションとして承認するか、警告が表示されたときに [今後このダイアログボックスを表示しない] オプションを選択します。

設定ウィンドウ

接続設定を編集する場合、通知領域で Process Discovery Agent アイコン通知領域の Process Discovery Agent アイコン を右クリックして、[設定] を選択します。開かれる [Kofax RPA Process Discovery Agent] ウィンドウには、Management Console 設定とステータス メッセージが含まれます。このウィンドウには、次のボタンも含まれます:

  • 終了: Agent を停止してプログラムを完全に終了します。

  • ヘルプ: ヘルプの「Process Discovery Agent の設定」トピックを開きます。

  • バージョン情報: Agent のバージョン情報およびログ ファイルの情報が記載されたウィンドウを開きます。

  • 記録の開始記録の停止: ユーザー アクションの記録を開始または停止します。

Management Console 接続設定
Management Console に接続するための接続設定が含まれます。
  • [URL]: 接続する Management Console の URL とポート (形式は次の例のとおり):

    • 組み込みManagement Console: http://localhost:50080

    • Tomcat 上の Management Console: http://192.168.0.101:8080/ManagementConsole

  • [グループ]: Process Discovery グループ名 (Management Console で指定)。

  • [ユーザー]: ログイン ユーザー名。

  • [パスワード]: ログイン パスワード。

ステータス

次の表には、Agent 記録と接続ステータスが一覧表示されています。

コンポーネント

ステータス

Agent

開始されていません: Agent は実行していません。

記録を開始しています: Agent は開始しており、すべての必要な接続が現在確立中です。

ローカル ストレージに記録中: Agent は実行中ですが、Management Console またはデータベースとの接続を確立できません。Agent は収集された情報を実行中のコンピュータに保存しています。Agent は定期的に再接続を試みます。

リモート ストレージに記録中: Agent が実行中で、すべての接続は確立され、収集されたデータは Agent に保存されています。

記録を無効化: Agent は実行中ですが、ユーザー アクションは記録されません。記録は Management Console 内のこの記録モード設定で無効化されています。

失敗: Agent は最後の試行でユーザー アクションを記録できませんでした。

Management Console

接続されていません: Agent は Management Console に接続されていません。以下の原因が考えられます:

  • 記録が開始されていない。

  • Management Console URL が指定されていない。

  • Process Discovery グループが指定されていない。

接続中: Management Console への接続は現在確立中です。

接続済み: Agent は Management Console に接続されています。

接続に失敗しました: Agent は最後の試行で Management Console に接続できませんでした。以下の原因が考えられます:

  • 指定されたホストに接続できません。Management Console サーバが稼働していることを確認します。

  • 指定されたポートが開いていないか、到達できません。Management Console が指定されたポートで実行していることを確認します。

  • ユーザー名かパスワードが無効です。Management Console のユーザー名とパスワードを正しく指定します。

  • Management Console がリソース パスをサポートしていません。正しく指定されていることを確認します。

Agent は定期的に再接続を試みます。

誤設定: このメッセージが表示される場合は、Management Console の Process Discovery グループ設定が正しいかを確認します。Agent は、定期的に Management Console に接続して設定を適用しようと試みます。

Management Console のバージョンが Agent のバージョンと一致しません: Agent は現在のバージョンの Management Console とともに機能することができません。Management Console と Agent のバージョンを一致させる必要があります。Agent は定期的に再接続を試みます。

データベース サーバー

接続されていません: Agent がデータベースに接続されていません。Management Console への接続が確立されていません。

接続中: データベースへの接続は現在確立中です。

接続済み: Agent はデータベースに接続されています。

接続に失敗しました: Agent は最後の試行でデータベースに接続できませんでした。以下の原因が考えられます:

  • データベースのアドレスが Management Console のProcess Discovery グループの設定で不正に指定されています。

  • データベースに未定義のスキーマがあります。再作成するか、Management Console の設定を変更します。

  • データベース スキーマが以前のバージョンのエージェント用です。スキーマを再作成するか、Management Console の設定を変更します。

エージェントは定期的にデータベースの再接続を試みます。

記録の開始および停止

記録を開始または停止するには、[記録の開始] か [記録の停止] をそれぞれクリックします。

Management Console 設定が設定されている場合、[記録の開始] をクリックして Agent を開始します。Agent は、最初に必ず Management Console に接続してグループ設定の取得を試みます。次に、Agent はデータベースに接続します。接続が確立されると Agent は記録を開始し、数秒後にウィンドウが最小化されシステム トレイに表示されます。これ以外では、Agent は以下を実行します:

  • Management Console 設定が設定されていない場合、Agent はローカルで記録を開始し、すべての収集されたデータを保存します。

  • Management Console 設定が定義されているものの、Agent が Management Console に接続できなかった場合、Agent はローカルで記録を開始しすべての収集されたデータを保存しながら、接続が確立されるまで定期的に再接続を試みます。

  • Agent がデータベースに接続できない場合、すべての収集されたデータをローカルに保存し、定期的に再接続を試みます。データベースへの接続が確立されると、収集されたデータはデータベースに移動されます。

記録中、Management Console またはリモート データベースへの接続が失われた場合、Agent は接続が確立されるまで再接続を試みます。

Agent の終了
Agent を停止し、プログラムを完全に終了するには、[終了] をクリックします。
設定ウィンドウの [閉じる] ボタンをクリックすると、ウィンドウは最小化されシステム トレイに表示されます。

バージョン情報ウィンドウ

このウィンドウは、Agent のバージョン情報およびログ ファイルの情報を表示します。

[Kofax RPA Process Discovery Agent について] ウィンドウを開くには、通知領域で Process Discovery Agent アイコン 通知領域の Process Discovery Agent アイコン を右クリックして [バージョン情報] を選択するか、設定ウィンドウの [バージョン情報] をクリックします。

Agent のバージョン
Agent のバージョンは、[Kofax RPA Process Discovery Agent について] ウィンドウのバージョン ラベルの横に表示されます。
ログを開く

Agent のログを開きます。

クラッシュ ダンプ ディレクトリを開く
ディスク上のメモリ情報ファイルがあるディレクトリを開きます。このダンプ ファイルは、開発者がクラッシュの原因をデバッグする際に役立ちます。
ドキュメントを開く
Kofax RPA ヘルプで Agent のドキュメントを開きます。

タスクの開始

エージェントのショートカット メニューの [タスクの開始] オプションは、フォームの入力、顧客の要求への対応、レポート準備など、従業員が実行するタスクの開始を示します。タスクが終了したら、ユーザーは [タスクの停止] をクリックする必要があります。タスクのパフォーマンスは、RPA ダッシュボードの Kofax Analytics の Process Discovery ビューに表示されます。タスクの開始および停止によって、作業の完了まで実行されたアクションをより適切に解析できます。このオプションを使用すると、ビューでプロセスの検出タイプに [補助あり] とマークされます。

タスクのキャンセル

開始されたタスクをキャンセルするには、エージェントのショートカット メニューの [タスクのキャンセル] オプションをクリックします。

ヘルプを開く

Agent のドキュメントを開くには、通知領域で Process Discovery Agent アイコン 通知領域の Process Discovery Agent アイコン を右クリックし、[ヘルプ] を選択するか、Agent の設定ウィンドウで [ヘルプ] をクリックします。または、[Kofax RPA Process Discovery Agent について] ウィンドウで [ドキュメントを開く] をクリックします。