Process Discovery

Kofax RPAProcess Discovery は、ユーザーのアクティビティとプロセスのボトルネックを監視するために必要なデータを収集し、本番環境での Kofax RPA の使用に関する意思決定を行う場合に役立ちます。

図 1. Process Discovery コンポーネント
Process Discovery コンポーネント スキーマ

Process Discovery は Windows UI オートメーション API に依存しています。UI オートメーション API クライアントは、同じコンピュータ上で Process Discovery Agent と同時に実行しないでください。

Kofax Analytics for RPA ダッシュボードの Process Discovery ビューには、Process Discovery Agents によって収集されたデータに基づく情報を含んだレポートが表示されます。このビューには、データに関するさまざまな視覚的および分析的表現がチャートやテーブルとして表示されます。

製品には、Kofax RPA Process Discovery コンポーネントを正常にインストールするために必要なファイルが含まれます。次のテーブルをご覧ください。

コンポーネント

必要なインストール ファイル

Linux
  • .deb および .rpm パッケージ

  • Analyzer をインストールして実行するための Dockerfile

Windows
Process Discovery Analyzer .msi インストーラ

Kofax_RPA_ProcessDiscoveryAnalyzer_11.1.0.0_[ビルド番号].zip

Process Discovery Analyzer は、記録された生データを処理し、Kofax Analytics for RPA ダッシュボード ビューの絞り込みデータを生成するためのものです。

Process Discovery Agent

Kofax_RPA_ProcessDiscoveryAgent_11.1.0.0_[ビルド番号]_x32.msi

Process Discovery Agents は、コンピュータにインストールして、指定したアプリケーションのユーザー アクティビティ情報の収集や、データベースへのデータの格納を実行します。

Kofax Analytics for RPA

  • 次のような Kofax Insight インストール ファイル:

    KofaxInsightSetup_6.2.1.0.0.<build>_x64.msi

  • 次のような Kofax Analytics for RPA プロジェクトの zip ファイル。

    Kofax_RPA_KAFRPA_11.1.0.0_.zip

Process Discovery を使用するには、次のインストール手順および設定手順を実行します。

重要 Process Discovery をデプロイする前に、Process Discovery Analyzer を実行しているコンピュータに Java ランタイム環境がインストールされており、JRE インストール フォルダを指定する JAVA_HOME 変数がシステム変数に追加されていることを確認してください。
  1. 環境に応じて、次のいずれかを実行します。

  2. Process Discovery Agents

  3. Analytics

重要 Kofax RPAProcess Discovery は、MySQL データベースを使用するように設計されています。サポートされている MySQL のバージョンについては、Kofax サポート ポータルにある『Kofax RPA Technical Specifications』(Kofax RPA 技術仕様書) ドキュメントを参照してください。MySQL データベースには SSD などの高速ディスク ドライブを備えた専用サーバーを使用し、1 つの Process Discovery グループに対して同時に実行するエージェントを 100 以下にすることをお勧めします。

Management Console で指定された MySQL データベース名の長さの上限は、104 文字です。

Process Discovery 用語集

  • イベント: Agent によってユーザーのデスクトップに記録されたアクション。たとえば、Acrobat で PDF を左クリックする、Excel のコンテキスト メニューからオプションを選択する、Enter キーを押す、などのアクションが含まれます。

  • シーケンス: 1 人のユーザーが実行した一連のイベント (時間順に並べ替えられます)。

  • タスク: 特定の目標を達成するためのシーケンス。ユーザーによって、タスクを構成するシーケンスの開始と終了が示されていることがあります。

  • ステップ: 複数のタスクを達成するために実行される個別のアクション。各ステップは、確認されたイベントに基づいて Analyzer によって検出されます。これらのイベントは検出されたステップに関連付けられます。

  • プロセス: 複数のタスクを達成する、有向グラフに並べられた一連のステップ。各プロセスは、確認されたシーケンスに基づいて Analyzer によって検出されます。プロセスとタスクが一致する場合もあれば、一致しない場合もあります。

  • プロセス インスタンス: プロセスに適合する、確認されたシーケンス。