一般
このタブを使用して、CRE ライセンスの分配と閾値の RoboServer バージョンを定義します。
ライセンスの分配
CRE ライセンスの分配モードを選択します。
オプション |
説明 |
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静的 |
このモードでは、CRE はクラスタ内のオンライン RoboServers 間で均等に分配されます。CRE は整数単位であるため、1 つの CRE を複数の RoboServers 間で分割することはできません。たとえば、クラスタ内に 6 つの CRE と 5 つの RoboServers がある場合、それぞれの RoboServer は 1 つの CRE を取得します。したがって 1 つの CRE は未使用のままになります。
クラスタ内の CRE の数は RoboServers の CRE 以上でなければなりません。クラスタに存在する RoboServers の数よりも少ない CRE をクラスタに割り当てると、クラスタは無効になります。 CRE の数を調整するには、クラスタの [アクション] 列で、クラスタの コンテキスト メニューから [CRE の割り当て] をクリックします。この操作により、[ライセンス ユニットの割り当て] ペインが開き、ライセンス ユニットの数を調整して、使用可能なユニットの合計数と残りのユニット数を確認することができます。 |
動的 |
このモードでは、RoboServers はリクエストごとにクラスタからライセンスを受け取ります。RoboServer は、要求された数のライセンスを取得できます (使用可能な場合)。このモードでは、RoboServers は Management Console とのみ通信し、API コールなどの他のリクエストをブロックします。
動的ライセンスの分配モードは Kofax RPA バージョン 10.3 以降でサポートされています。バージョン 10.7 以降は、インストール直後にこのモードをサポートします。動的ライセンスの分配を使用するには、10.3 から 10.6 までのバージョンに、対応するバージョンの最新のフィックス パックをインストールします。『Kofax RPA アップグレード ガイド』 の動的ライセンスの分配モードを有効にするをご覧ください。
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閾値の RoboServer バージョン
レガシー ロボットを以後アップグレードしない Kofax RPA のバージョン番号を定義します。ロボットを円滑にアップグレードしたり、テストが実施されていない RoboServer でロボットが実行されないようブロックしたりするのに役立ちます。
製品バージョンが閾値を下回るロボットは、最も新しいバージョンの RoboServer に転送されます。閾値を上回るすべてのロボットは、厳密にバージョンが一致する場合に限り、RoboServers に分配されます。つまり、製品バージョンが閾値より高いロボットのみが、同じ製品バージョンの RoboServer で実行されます。
たとえば、閾値が 10.2.0.0 に設定されている場合、クラスタにアップロードされる複数のランダムな RoboServers への複数のランダムなロボットの分配は次のようになります。
10.2.0.0 RoboServer | 10.3.0.0 RoboServer | 10.5.0.0 RoboServer | 10.7.0.0 RoboServer | |
9.7.0.0 ロボット | 一致 | - | - | - |
10.1.0.0 ロボット | 一致 | - | - | - |
10.3.0.0 ロボット | - | 厳密なバージョン一致 | - | - |
10.4.0.0 ロボット | - | - | - | - |
10.7.0.4 ロボット | - | - | - | - |
製品バージョンが閾値を下回るすべてのロボットは、同等またはそれ以上のバージョンの RoboServer と正常に一致します。
10.3.0.0 のロボットは、製品バージョンが閾値を超えており、クラスタ内に同じバージョンの RoboServer があるため、厳密にバージョンが一致します。
10.4.0.0 のロボットには一致するバージョンがなく、製品バージョンが閾値を超えており、クラスタ内に同じバージョンの RoboServer がないため、実行されません。
10.7.0.4 のロボットには一致するバージョンがなく、製品バージョンが閾値を超えており、クラスタ内に同じバージョンの RoboServer がないため、実行されません。
デフォルトでは、閾値は現在の Management Console のバージョンに設定されます。