バックアップ

[バックアップ] セクションを使用して、Management Console の設定のすべてまたは一部をファイルにコピーすることにより、データをバックアップまたはエクスポートします。必要であれば、ファイルを使用して復元またはインポート操作を行うことができます。

復元できるのは、Kofax RPA バージョン 9.7.10 またはそれ以降で作成されたバックアップです。以前のバージョンのデータの切り替えのヘルプについては Kofax RPA テクニカル サポートまでご連絡ください。

バックアップの作成/復元とプロジェクトのエクスポート/インポートにおける違いを理解することが重要です。

バックアップの作成と復元

バックアップには、リポジトリ内のすべてのスケジュールとすべてのプロジェクトを含む、すべての Management Console の設定が含まれており、全体の復元のみを実行できます。バックアップは、データ損失後や、Kofax RPA の以降のバージョンにアップグレードする際のシステムの復元に使用することができます。アップグレード後のシステムの復元に使用する場合には、Management Console の以前のインスタンスのバックアップを作成し、新しいインスタンスへと復元します。

ユーザー管理がオフになっている Management Console バックアップを復元した後、デフォルトのスーパーユーザー資格情報を使用して Management Console にログインします (ユーザー: admin、パスワード: admin)。ユーザー管理を有効にして Management Console からバックアップを復元すると、デフォルトの admin ユーザーはバックアップのスーパーユーザーに置き換えられます。復元した Management Console で指定された資格情報を使用します。

プロジェクトのエクスポートとインポート

[プロジェクトのエクスポート] 機能を使用して、単一のプロジェクトに関する情報を含むファイルを作成します。これは、プロジェクト内のスケジュール、ロボット、タイプ、リソース、OAuth、およびロボット ファイル システムで構成されます。こうしたファイルは、スケジュールやロボットなどを Kofax RPA システム間でコピーするために使用できます。たとえば、テスト環境から本番環境に移行する場合などが挙げられます。ターゲット システム上の既存のプロジェクトにインポートすることも可能です。この場合、ファイルのアイテムはプロジェクトにマージされ、名前が一致する場合は既存のアイテムが上書きされます。また、一部のアイテムのみを含める選択的なインポートを行うことも可能です。

バックアップの作成

  1. バックアップを作成するには、[管理] > [バックアップ] で、[バックアップの作成] をクリックします。
  2. [作成] をクリックします。
  3. バックアップの準備が整うと、コンピュータにダウンロードされます。

プロジェクトのエクスポート

  1. プロジェクトをエクスポートするには、[管理] > [バックアップ] で、[プロジェクトのエクスポート] をクリックします。
  2. エクスポートするプロジェクトを選択します。
  3. [エクスポート] をクリックします。
  4. プロジェクトのエクスポートの準備が整うと、コンピュータにダウンロードされます。

プロジェクトの名前別のエクスポート

また、プロジェクトを名前別にエクスポートするには、次の URL を使用します。たとえば、API を使用してプロジェクトをバックアップする必要がある場合は、このエクスポート方法が便利です。

http://user:password@localhost:8080/ManagementConsole/secure/BackupProjectByName?projectName=MyProject

この URL の次の部分を実際のデータで置き換えます:

  • ユーザー:パスワード: Management Console にアクセスするためのユーザー クレデンシャルです。

  • localhost:8080/ManagementConsole: Management Console の URL です。

  • MyProject: エクスポートするプロジェクトの名前です。

バックアップの復元

Kofax RPA 9.5.0 以降では、クリーンアップの閾値が記録数から日数に変更されているため、記録数が 50000 を超える以前のバックアップ (以前のデフォルト) の場合、日数は 10 に設定されます。記録数が少なければ、日数も少なくなります。
  1. バックアップを復元するには、[管理] > [バックアップ] で、[バックアップの復元] をクリックします。
  2. ペーパー クリップ記号をクリックして、復元するバックアップ ファイルを選択し、コンピュータ上のファイルを選択してから、[Open] をクリックします。
  3. [結合] または [リセット] を選択します。
    • バックアップ設定を現在のバージョンの Management Console に結合する場合、[結合] を選択します。

      バックアップに不足している設定、つまりバックアップの作成時に以前のバージョンに存在しなかった設定では、カスタム値が保持されます。

    • バックアップの復元前にすべての設定をリセットする場合、[リセット] を選択します。

      バックアップに不足している設定、つまりバックアップの作成時に以前のバージョンに存在しなかった設定は、デフォルト値にリセットされます。

  4. [復元] をクリックします。
  5. インストールが完了した後に、[閉じる] をクリックします。

プロジェクトのインポート

  1. プロジェクトをインポートするには、[管理] > [バックアップ] で、[プロジェクトのインポート] をクリックします。
  2. インポートするアイテムを選択します。

    利用できるオプションには、以下が含まれます。

    • スケジュールのインポート

    • ロボット、タイプ、スニペットのインポート

    • リソースのインポート

    • OAuth のインポート

    • 権限のインポート

    • ロボット ファイル システムのインポート

    • トリガー マッピングのインポート

    • メール トリガーのインポート

  3. ペーパー クリップ記号をクリックして、インポートするプロジェクト ファイルを選択し、コンピュータ上のファイルを選択してから、[Open] をクリックします。
    • 同じ名前のプロジェクトがすでに存在している場合に、新しくインポートしたプロジェクトで置き換えるには、[存在する場合はプロジェクトを削除] を選択します。このオプションを選択しない場合、変更は既存のプロジェクトに結合されます。

  4. [インポート] をクリックします。
  5. インストールが完了した後に、[閉じる] をクリックします。