JSON タイプ判定

このアクションは JSON 値のタイプを判定します。タイプには、オブジェクト、配列、文字列、整数、浮動小数、ブール値、Null があります。これらのタイプの他に、2 つの一般的なタイプである基本型と数値型を判定することもできます。

プロパティ

以下のプロパティを使用して [JSON タイプ判定] アクションを設定できます。

条件

これには満たされる必要のある条件が含まれます。この条件には次の 9 つがあります。

Is Object

これは検出された JSON 値がオブジェクトである場合にのみ true になります。これは {...} 形式の JSON 値です。これは JavaScript のオブジェクトと見なされるため、同じように配列のオブジェクトを返す可能性がある JavaScript typeof 演算子と等価ではありません。

Is Array

これは検出された JSON 値が配列である場合にのみ true になります。これは [...] 形式の JSON 値です。

Is Simple

これは検出された JSON 値がシンプル タイプである場合にのみ true になります。シンプル タイプとはオブジェクトでも配列でもない任意の JSON 値です。

Is Integer

これは検出された JSON 値が整数である場合にのみ true になります。このタイプは任意精度整数ですが、JSON 整数値を他の整数の表現に変換するときは常に注意する必要があります。たとえば、整数変数では、変換の結果オーバーフローが起きる可能性があります。

Is Float

これは検出された JSON 値が浮動小数である場合にのみ true になります。このタイプは、23.345E-42 などの非整数の任意精度数値ですが、JSON 浮動小数値を他の何らかの数値表現に変換するときは常に注意する必要があります。たとえば、数値変数では、変換の結果オーバーフローが起きる可能性があります。

Is Number

これは検出された JSON 値が整数または浮動小数である場合にのみ true になります。

Is String

これは検出された JSON 値が文字列である場合にのみ true になります。文字列の先頭と末尾は引用符 (") でなければならず、さまざまな文字は「、\、/、b、f、n、r、t、uXXXX などのバックスラッシュ (\) でエスケープする必要があります。

Is Boolean

これは検出された JSON 値がブール値である場合にのみ true になります。ブール値は 2 つの値 true または false のいずれかです。

Is Null

これは検出された JSON 値が null 値である場合にのみ true になります。

これらの条件は相互排他的ではありません。たとえば整数値では "Is Number" と "Is Integer" の両方が true です。
If

判定の基準となる厳密な条件を指定します。また、指定された条件の反転も可能です。デフォルトでは「条件が満たされていないか」を判定します。この条件が選択されており、条件の評価が false である場合、実行は Do プロパティによる指定の影響を受けます。しかし、条件の評価が true である場合、実行は現在の分岐以降も継続します。この条件の代わりに、反転した結果が得られる「条件が満たされているか」を判定することもできます。

Do

条件と if プロパティの組み合わせによって現在の分岐以降の実行を続行しないと判定された場合に、何を実行するかを決定します。

エラー処理の指定通り

[エラー処理] タブで、実行される内容を詳細に指定します。

後続のステップ全てをスキップ

現在の分岐以降の実行を停止します。