Throw ステップ

このステップでは、例外をスローしてエラーを示し、それを Desktop Automation ワークフローで別の場所で処理します。

その他のワークフロー ステップでエラーが発生した場合も、例外がスローされます。ワークフローのロジックで見つかったエラーと、ステップで見つかったエラーは、同じ方法で処理されます。その他のワークフロー ステップでスローされた例外のリストについては、Try-Catch ステップを参照してください。

スローされた例外は、[Catch] 分岐に指定された例外を含む最も近い Try-Catch ステップ によってキャッチされ、処理されます。そのような Try-Catch ステップがない場合、例外はワークフロー内で "not handled" に設定されます。その場合、ワークフローおよび Desktop Automation ステップの実行が停止し、エラーは Desktop Automationステップのエラー処理タブで指定されているように処理されます。

Throw ステップは通常、タイムアウト ガードと共に使用します。デバイスとの意図した相互作用 (たとえば、「Location Found ガード」によって設定) が可能でない場合にタイムアウト エラーが発生します。タイムアウトが発生すると、その他のことを行うことができ、その結果回復することがあります。回復できない場合、Throw ステップを使用して、失敗を体系的に伝えます。これにより、Try-Catch ステップを追加し、エラーを適切に処理 (デバイスとの相互作用を取り消すなど) することができます。

ワークフローの異なる場所で (つまり異なる Throw ステップで) 同じ例外名を同様のエラーに使用すると、同じ Try-Catch ステップですべてのエラーを処理することが可能です。そのため、例外名には、すべての詳細ではなく、エラー状況の分類を提供する必要があります。

このステップでは例外をスローし、ロボット実行が停止します。このステップは、ロボットの設計およびデバッグ時に便利です。たとえば、60 秒のタイムアウト ガードでいつアクションなしで 60 秒待機するかを知りたい場合、Throw ステップを「60 秒のタイムアウトが経過しました。」などのテキストと共にタイムアウト ガードに挿入します。実行中に表示されるメッセージは、ガードが 60 秒待機し、何も起こらなかったことを意味します。

Throw ステップは Try-Catch ステップの Finally ブロックに挿入することはできません。

プロパティ

名前
ステップの名前が含まれます。
例外
例外の名前。この名前は、変数名ルールに従っている必要があります。命名規則を参照してください。