If Then

If Then データ コンバータでは、コンバータの出力値を決定する if-then ルールのリストを指定することができます。

このリストは、複数の if 条件で構成されている場合があり、下端には常にデフォルト値を提供する 1 つの else ブロックがあります。

基本条件

条件タイプの「含む」、「含まない」、「先頭」、および「末尾」は、入力文字列が与えられた文字列を含んでいるか、与えられた文字列を含んでいないか、与えられた文字列で始まっているか、与えられた文字列で終わっているかのチェックをします。

条件タイプの「パターンと一致」および「パターンと不一致」は、入力文字列が特定のパターンと一致しているか、一致していないかのチェックをします。

基本条件のプロパティ

If Then データ コンバータの基本条件は、次のプロパティを使用して設定できます。

含む

含まない

先頭

末尾

入力テキストと照合する 1 つのテキスト値を入力します。

パターンと一致
パターンと不一致

これらのフィールドには、入力テキストと照合する 1 つのパターンを入力します。入力テキストの全体が入力パターンと一致するか/一致しないかの比較が行われることに注意してください。

Then

上のプロパティの値が入力テキストと一致する場合は出力テキストを指定します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます (コンバータは使用しません)。

大文字・小文字を無視

これがオンになっていると、第 1 のプロパティの値との照合は大文字/小文字の区別なしで行われます。例えば、"KoFaX" は "KOFAX" や "kofax" に等しいとみなされます。

Else のプロパティ

If Then データ コンバータの else ステートメントは、次のプロパティを使用して設定できます。

Then

どの条件も入力テキストと一致しなかった場合に出力テキストを指定します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます (コンバータは使用しません)。このフィールドを空白のままにしておくと、If Then コンバータは空のテキストを返します。

If Matches Pattern において、Then 属性の式は、$n 表記を使用して、前にある If Matches Pattern フィールド内のパターンのサブマッチを参照することができます。

他のすべての条件の場合は、INPUT のキーワードを使用して入力テキストを参照することができます。

その他のプロパティ

If Then データ コンバータは、次のプロパティを使用して追加的に設定できます。

説明

データ コンバータのリストに表示する説明を入力します。説明に入力がない場合、説明のないコンバータが生成されます。

入力テキストが "911" のとき出力テキストを "Porsche 911" にしたい、と仮定します。あるいは、入力テキストが "911" 以外のときはそのままにしておくものとします。

この場合、If Then データ コンバータを次のように設定する必要があります。

  • If Matches

    • If Matches: 911
    • その場合は (エクスプレッション): "Porsche " + $0
    • 大文字小文字を区別しない:[オフにしておく]
  • Else

    • その場合は (エクスプレッション): $0