タグ挿入

「タグ挿入」アクションは、新しいタグを挿入します。JavaScript の実行がオプションで無効になっていない限り、新しいタグの HTML 内にある JavaScript が実行されます。

プロパティ

「タグ挿入」アクションは、次のプロパティを使用して設定できます。

新しいタグの HTML

新しいタグの HTML を指定します。HTML の指定は、以下に説明する複数の方法で行うことができます。

タグの挿入場所

検出されたタグに対応する新しいタグを挿入する場所を選択します。次のオプションがあります。

  • 検出されたタグの最初の子タグとして
  • 検出されたタグの最後の子タグとして
  • 検出されたタグの前
  • 検出されたタグの後ろ

以下のルールに注意してください。

  • <html>、<head>、または <body> タグの前に新しいタグを挿入すると、そのタグは、ドキュメントに <body> タグが含まれている場合には <body> の最初のタグになります。そうでない場合、そのタグは <html> の最初のタグになります。
  • <head> タグの後ろに新しいタグを挿入すると、そのタグは <body> の最初のタグになります。
  • <html> または <body> タグの後ろに新しいタグを挿入すると、そのタグは <body> の最後のタグになります。
  • HTML タグをテキスト ノードに挿入することはできません。代わりに、囲んでいるタグを選択する必要があります。
オプション

ステップのオプションをロボットのオプションよりも優先させることができます。オプション ダイアログでアステリスクが付いているオプションは、ロボットの設定のオプションに優先します。その他すべてのオプションはロボットに対して指定されているものと同じになります。

HTML の指定

新しいタグの HTML は以下の方法で指定できます。

HTML

単純に新しいタグの HTML を記述します。

エクスプレッションから HTML を作成

生成される結果が新しいタグの HTML として使用されるエクスプレッションを記述します。

エクスプレッションとパターンから HTML を作成

検出されたタグと照合されるパターンと、生成される結果が新しいタグの HTML として使用されるエクスプレッションを記述します。検出されたタグのパーツを使用して新しいタグの HTML を作成する場合は、この方法で HTML を指定します。

パターン

「タグ挿入」アクションのために検出されたタグと照合されるパターン。パターンは検出されたタグの全体と一致しなければならず、一致していない場合はエラーが発生します。

照合対象

検出されたタグのどの部分とパターンを照合するかを指定します。

  • 「テキストのみ」は、パターンが検出されたタグ中のテキストとのみ照合します。
  • "HTML" は、パターンが検出されたタグの HTML と照合します。
大文字・小文字を無視

このチェックがオンになっている場合、パターンが入力と照合されるときに大文字小文字の区別は無視されます。たとえば、"KoFaX" は "kOfax" と同じと見なされます。

エクスプレッション

このフィールドには、生成される結果が新しいタグの作成に使用されるエクスプレッションが入ります。エクスプレッションは、$n 表記を使用して、「パターン」フィールド内のパターンのサブマッチを参照することができます。たとえば、エクスプレッションに $1 を挿入すると、パターン内の最初のサブマッチ (つまり、パターン内の最初の丸括弧のペアに囲まれたコンテンツと一致するテキスト) を得ることができます。

XML 変数から HTML を変換

内容が HTML に変換されて新しいタグの HTML として使用される XML 変数を選択します。