基本 ターミナル チュートリアル

ターミナルの前提条件と設定については、ターミナルの自動化を参照してください。

このチュートリアルでは、5250 ターミナルに接続し、ログインし、コマンドを実行し、ターミナルから情報を抽出します。

  1. 既存のプロジェクトを開くか、(スマート再実行 (フル) モードで) 新しいプロジェクトを作成し、新しいDesktop Automationステップを追加します。
  2. ターミナルにログインするためのログイン名とパスワードを格納する変数を追加します。また、出力テキストを格納する変数を追加します。出力値を伴う変数をリターン ステップに追加します (=textVariableName)。
  3. Desktop Automationエディタで、次のパラメータにより [ステップ画面を開く] を追加します:
    • 名前: 任意の名前を指定
    • 再利用: そのままとする
    • デバイス: ローカル
    • ターミナルの URI
    このチュートリアルでは、5250 ターミナルに接続します。一般的に、接続文字列は:tn5250://<hostname>:<portnumber>?env.TERM=<terminal type> です。ここでは、次の接続文字列tn5250://Kapow_5250terminal:11623.env.TERM パラメータは、tn5250 ターミナルに対してのみ有効であることに注意してください。

    ここで、tn5250 はターミナル タイプ、Kapow_5250terminal はターミナル名または IP アドレス、:11623 はターミナル接続ポート番号です。デフォルトのターミナル タイプ (IBM-3179-2) に接続するための env.TERM パラメータは省略しました。ターミナルの自動化の「サポートされている tn5250 ドライバ ターミナル」を参照してください。

    [ステップ画面を開く] でターミナルの Desktop Automation ワークフローを再実行するには、Desktop Automation エディタを閉じ、Design Studio でプロジェクトを更新し、Desktop Automation ステップを再度開きます。ターミナルを閉じずにロボットを再実行すると、別のターミナル ウィンドウが開き、ロボットの実行に失敗することがあります。
    [ステップ イントゥー] をクリックしてステップを実行します。
  4. ターミナルに Enter キーの入力が必要な場合、レコーダー ビューでターミナルを右クリックし、キープレス ステップを選択します。デフォルトでは、Enter キーが選択されます。
  5. レコーダー ビューでターミナルの "User ID" フィールドを右クリックし、[テキストを入力] > [変数から] > [ログイン] を選択し、ユーザー名を含む変数を選択します。[ステップ イントゥー] をクリックして、テキスト フィールドにこのテキストをタイプします。
  6. Password フィールドに移動するには、キープレス ステップを追加し、「キー」フィールドで、[スタンダード キー] > [タブ] を選択します。[ステップ イントゥー] をクリックします。カーソルが Password フィールドに移動します。
  7. ターミナル ウィンドウの Password フィールドを右クリックし、[テキストを入力] > [変数から] を選択し、パスワードを使って変数を選択します。テキスト フィールドにこのテキストをタイプするには、[ステップ イントゥー] をクリックします。
  8. ログインするには、レコーダー ビューでターミナルを右クリックし、[キー プレス] (デフォルトで Enter) を選択します。
  9. ターミナルに Enter キーの入力が必要な場合、レコーダー ビューでターミナルを右クリックし、[キープレス] を選択します。デフォルトでは、Enter キーが選択されます。
  10. 必要なコマンドを実行した後、ターミナル ウィンドウから情報が抽出できます。テキスト行を抽出するには、行を右クリックし、[コンテキストを次へ抽出] > [variableName] を選択します。[ステップ イントゥー] をクリックします。ワークフロー状態ビューの [変数] 分岐に抽出した値が表示されます。

    ターミナル ウィンドウ全体のスクリーン ショットを取得するには、(バイナリ変数をリターン ステップ (=binaryVariableName) に事前に追加する必要があります)、レコーダー ビューで画面エレメントを選択し、[画像を次へ抽出] > [binaryVariableName] をクリックします。後で、情報をバイナリ変数から、Web サイトのロボットで画像に変換することができます。[ステップ イントゥー] をクリックします。

ターミナルから情報を抽出すると、Web サイトのロボット エディタ ウィンドウに戻って、抽出した情報を利用することができます。