年を抽出

「年抽出」データ コンバータは、入力テキスト内の日付から年を抽出します。日付は、年しか含まれないなど、不完全な場合があります。

プロパティ

「年抽出」データ コンバータは、次の各プロパティを使用して設定できます。

ロケール

日付で使用するロケールを指定します。

データ フォーマット パターン

年を抽出する日付の形式を指定するパターンを含みます。構文の説明は以下を参照してください。

将来の月の最大値

これから先の月数の最大値です。このフィールドが有効になるのは、'dd' および 'MM' のパターンを使用するときで年の明示がない場合に限られます。

将来の日付の最大値

これから先の日数の最大値です。このフィールドが有効になるのは、'dd' および 'yyy' のパターンを使用するときで月の明示がない場合に限られます。

説明

データ コンバータのリストに表示する説明を入力します。説明に入力がない場合、説明のないコンバータが生成されます。

日付の形式パターンの構文

以下の各パターンを組み合わせて、「日付の形式パターン」プロパティ内のパターンを作成できます。

パターン

説明

yy

正確な 2 桁の年

yyy

yyyy

正確な 4 桁の年

MM

1 桁または 2 桁の月、月の略称、または完全な名前

dd

1 桁または 2 桁の日付

EEE

曜日の短い名前 (たとえば、Monday の代わりに Mon)。

EEEE

曜日の完全な名前 (たとえば、Monday)。

hh または HH

1 桁または 2 桁の時間

mm

1 桁または 2 桁の分

ss

1 桁または 2 桁の秒

a

AM または PM の表記

Z

タイム ゾーンの識別子 (たとえば、"PST"、"中央ヨーロッパ標準時"、または "GMT+02:00")

*

任意の文字数をスキップします (これを使用するのは、英字 a ~ z および A ~ Z をスキップするときです)

スペース

1 つまたは複数の空白をスキップします

その他の英字以外の文字

その文字をスキップします (英字をスキップするには * を使用します)

曜日の各パターン ("EEE" および "EEEE") を使用して、日付パターン ("dd") を使用しない場合、月および年の各パターン ("MM" および "yy"/"yyy"/"yyyy") は使用できません。この場合、得られる日付は、次の、パターンに一致する名前が付いた日です。例えば、パターンが 'EEEE' で、入力が次のテキストの場合

水曜日

見つかった年は、次の水曜日の年です。

曜日パターンを日付パターンと一緒に使用する場合 (おそらく月および年の場合も)、曜日を破棄します。例えば、パターンが 'EEE, dd/MM/yyy' で、入力が次のテキストの場合

見つかった年は、"2003" です。

'EEE' パターンは、曜日を示す短い名前に一致します (例えば Mon、Tue など)。パターンが曜日の名前の全体に一致する場合は、'EEEE' パターンを使用します。例えば、入力が次のテキストの場合

それでは、水曜日 (Wednesday) に会いましょう

'EEEE' のパターンを使用します。 'EEE' のパターンでは 'Thu' にマッチするため、「年抽出」データ コンバータで次の木曜日の年を検知してしまうからです。