デフォルト オプション
ここでは、アクションのデフォルト オプションを設定できます。
[すべてのローディング] タブ
このタブには、一般的な読込のプロパティが含まれ、ページ読込とその他のタイプの読込の両方に使用されます。
- クレデンシャル
-
クレデンシャルとして、標準のユーザー名/パスワードのクレデンシャルか、OAuth クレデンシャルのいずれかを使用できます。標準のクレデンシャルを選択する場合、次のプロパティを使用できます。
- ユーザー名
-
このプロパティは、ログインに使用するユーザー名を指定します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます。このユーザー名は、HTTP および FTP ベースのログインにのみ使用されることに注意してください。これらのログイン タイプでは、通常、ブラウザでポップアップ ウィンドウのプロンプトが開き、より一般的に使用されるフォーム ベースのログイン方法とは異なります。
- パスワード
-
このプロパティは、ログインに使用するパスワードを指定します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます。このパスワードは、HTTP および FTP ベースのログインにのみ使用されることに注意してください。これらのログイン タイプでは、通常、ブラウザでポップアップ ウィンドウのプロンプトが開き、より一般的に使用されるフォーム ベースのログイン方法とは異なります。
詳細については、Web 認証を参照してください。
代わりに、OAuth クレデンシャルを使用することができます。OAuth は、よく利用される REST API の多くで好まれる認証メカニズムです。Design Studio および Management Console での OAuth の使用方法については、OAuth を参照してください。
- クライアント証明書
-
このプロパティは、HTTPS URL から読み込まれる時にどこでクライアント証明書を取得するか定義します。クライアント証明書は、直接与えることもできますし、「HTTPS クライアント証明書」で説明されているようにインストールされた証明書の 1 つを参照することもできます。以下のオプションがあります。
-
[自動]:「デフォルト」としてマークされるインストールされた証明書の 1 つを選択します。証明書がインストールされていない場合、またはインストールされたどの証明書も「デフォルト」としてマークされていない場合、接続にクライアント証明書は使用されません。
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[インストール済み証明書]: インストールされた時に定義された ID を提供することで、インストールされた証明書の中の 1 つを選択します。
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[変数からの証明書]: 証明書はバイナリ変数の値として与えられます。証明書のパスワードも、別の変数の値として指定する必要があります。
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[変数からの ID]: 変数の値として ID を与えて、インストールされた証明書の中の 1 つを選択します。
-
- SSL/TLS
-
このプロパティは、HTTPS URL から読み込まれる時に使用する SSL/TLS のバージョンを指定します。これは、TLS では動作しないとか、SSL の弱いセキュリティを受け入れないといった、使用される SSL/TLS バージョンによって異なる結果を生成するサイトがあるため、設定可能になっています。サイトとのネゴシエーションで、SSLv3 またはその後継の TLS から選択するか、両方を受け入れることができます。いずれの場合も、プロトコルのネゴシエーションが SSL の Hello または TLS の Hello で開始されることを指定できます。
- SSL 証明書を検証 (デフォルト ブラウザのみ)
-
このオプションを選択すると、ロボットは、提示される SSL 証明書を検証します。
- エミュレートするブラウザ (クラシック ブラウザのみ)
- このプロパティは、何かを読み込む時に、どのブラウザとしてアクションを表示するかを指定します。古いブラウザとして表示されると、単純なページが提示される場合があります。ただし、一般的にはデフォルトを使用し続けることが推奨されます。通常はリモートの Web サーバーが Kofax RPA の組み込みブラウザと互換性のある JavaScript などを実行することになるためです。
むしろ、匿名性の観点から、以下に説明される "HTTP User Agent" プロパティを変更するべきです。
- 認証方法
- 使用する認証プロトコルを選択します。NTLM およびネゴシエートから選択できます。ネゴシエートを選択した場合は、特定のネゴシエート プロトコル パラメータを追加できます。詳細については、Web 認証を参照してください。
- HTTP User Agent
-
このプロパティは、HTTP の User-Agent ヘッダの値として送信する正確なテキストを指定します。デフォルトでは、User-Agent ヘッダ値は「エミュレートするブラウザ」で指定されます。変数から値をランダムに取得するような形で User-Agent ヘッダを変化させると、リモートの Web サーバーへの他のリクエストにうまく馴染ませることができます。
- 言語
-
このプロパティは、JavaScript による問い合わせ時および何かを読み込む時の両方で、どのブラウザ言語が表示されるか指定します。
- 画面サイズ
-
このプロパティは、JavaScript によって問い合わせられる場合に表示される画面サイズを指定します。
- Flash バージョン (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、JavaScript によって問い合わせられる場合にサポートして表示される Flash のバージョンを指定します。
- この URL から参照
-
このプロパティは、何かを読み込む時に、どこからアクションが参照されたように表示させたいか URL で指定します。URL を指定しない場合、アクションは、ロボットの現在のページから参照されて表示されます。
- Cookie を有効化
-
このプロパティは、Cookie を有効にするかどうかを指定します。
- HTTP キャッシュ
-
このプロパティは、ロボットにどのように HTTP キャッシュを使用させるか指定します。
デフォルトのブラウザ エンジン
デフォルト設定の [有効] では HTTP キャッシュが有効になり、HTTP キャッシュのルールに基づいて HTTP レスポンスをキャッシュします。[無効] オプションは、HTTP キャッシュを無効化します。[アグレッシブ] オプションは、キャッシュ ディレクティブを上書きし、上書きしなければキャッシュされないリソースのキャッシュが有効化されます。[アグレッシブ] オプションは、レイテンシの大きなサイトのパフォーマンスを高めるのに便利な場合があります。
クラシック ブラウザ エンジン
デフォルト設定は [スタンダード] です。スタンダード HTTP キャッシュ モードは、HTTP キャッシュを有効化して、HTTP キャッシュ ルールに基づき透過的に HTTP レスポンスをキャッシュします。[JS および CSS のキャッシングを強制] に設定すると、キャッシュ ルールが上書きされ、ロボットは強制的に JavaScript とスタイルシートをキャッシュします。これによって、レイテンシが大きいサイトのパフォーマンスが向上する場合があります。[無効] を選択すると、すべての HTTP キャッシュが無効化されます。
- 最大試行回数
-
このプロパティは、読込エラーが発生する場合に、アクション実行を試行する回数を指定します。最小値は "1" です。
- 試行間隔 (秒)
-
このプロパティは、アクションの各実行の間で待機する秒数を指定します。
- 試行タイムアウト (秒)
-
このプロパティは、タイムアウト前にアクション実行の各試行が許容される秒数を指定します。値はゼロより大きい必要があります。
- 送信する追加ヘッダー
-
このプロパティは、送信する追加の HTTP ヘッダを含むオプション変数を指定します。ヘッダは、HTTP メッセージと同じ形式のテキストで表示される必要があります。
- 受信したステータス コードをここに保存
-
このプロパティは、受け取る HTTP レスポンス ステータス コードを格納するオプション変数を指定します。コードは整数であり、受け取るヘッダが取得される同じレスポンスに対応します。
- 受信したヘッダーをここに保存
-
このプロパティは、受け取る HTTP レスポンス ヘッダを格納するオプション変数を指定します。ヘッダは、HTTP メッセージと同じ形式のテキストで表示されます。
- ロード エラーを無視
-
このプロパティは、ページやリソースの読込が失敗する時のエラーを無視するかどうか指定します。
[ページ ローディング] タブ
このタブには、ページの読込に特に使用されるプロパティが含まれます。
- ページ コンテンツ タイプ
-
このプロパティは、読み込まれるページのコンテンツ タイプを指定します。通常、「自動」設定で十分ですが、URL に応じて、アクションで読み込まれる全ページ、またはその一部に対してのみ、直接コンテンツ タイプを指定することもできます。
- ページ コンテンツ エンコーディング (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、読み込まれるページの文字エンコーディングを指定します。「自動」設定はほとんどの状況に対応しますが、URL に応じて、アクションで読み込まれるすべてのページとテキスト リソース (外部 JavaScript ファイルなど)、またはその一部に対してのみ、特にページのエンコーディングを設定する必要がある場合があります。
- フォーム パラメータ エンコード (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、フォームを送信する時にエンコーディング フィールド値に使用する文字エンコーディングを指定します。通常、「自動」設定で十分ですが、送信されるデータに不正な文字による問題が発生する場合、ここで特定のエンコーディング設定を試すことができます。
- メタ リダイレクトに従う
-
このプロパティは、<meta> タグのリダイレクション、つまり読み込まれるページの <meta> によって定義されるリダイレクションに従うかどうか指定します。
- XSL スタイル シートを適用 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、XML を含むページの読込時に、参照される XSL スタイルシートを適用するかどうか指定します。例えば、ブラウザに表示されることを意図した XML ドキュメントは、XML ドキュメントを HTML に変換する XSL スタイルシートへの参照を含む可能性があります。
- プリロードを使用 (クラシック ブラウザのみ)
-
HTML ドキュメントに JavaScript やスタイルシートをプリロードします。つまり、Web サーバーから HTML レスポンスを受信すると、すぐにリソースの読込を開始します。このオプションを有効にすると、リソース読込完了のために各ステップが待機する時間が削減されます。リソースの準備が完了するまでブロックしなければならない状態にロボットが到達する前に、読込が開始されるためです。
- フレームをロード
-
このプロパティは、ページのフレームを自動的に読み込むかどうか指定します。
- 非サポート形式を読み込む (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、サポートされない形式のコンテンツを読み込むかどうか指定します。サポートされない形式とは、Design Studio が解析できず、動画形式などのページ ビューに提示できない形式のことです。そのような形式のリソースは、読込に時間がかかり、ロボットがコンテンツにアクセスできない場合が多いため、リソース コンテンツの読込によってロボットの実行が遅くなる可能性があります。コンテンツの読込がオフになっている場合も、ヘッダとステータス コードは、レスポンスから必ず取得されます。この機能によって、読み込むことなくリソースのヘッダ情報を取得することもできます (リソースがサポートされない形式である場合)。これは、単なる HEAD リクエストの使用とは異なります。HEAD リクエストは、初期リクエストのヘッダ情報のみ取得し、META または JavaScript リダイレクトを通じて取得されるリソースを取得しません。
- ロードするイメージ
-
このプロパティは、ページの画像を自動的に読み込むかどうか指定します。通常、ロボットは画像を読み込む必要はありませんが、画像の読込にページ ナビゲーションに必要な副次的効果があると考える場合は、ページの画像の読込を選択できます。その場合、URL に応じて、ページのすべての画像を読み込むか、その一部を読み込むか選択できます。
- ウィンドウごとの最大読込数 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、アクションで許容されるウィンドウごとのページ読込の最大数を指定します。これは、リダイレクションや再ロードの無限ループが発生する場合に、ページ読込を停止するために使用できます。そのような無限ループによって、最終的にはアクションはタイムアウトしますが、これを早めに検出することで、アクセスしている Web サーバーに過剰な負荷がかからなくなります。アクションが停止すると、ページ読込の最大数に到達しているため、エラーが生成されます。
- ウィンドウの最大ネスト数 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、ウィンドウが、内部で互いにネストできる最大数を指定します。この場合のウィンドウは、さまざまな意味を持つ可能性があります。フレームセットの中の各フレームはウィンドウであり、Max. Window Nesting プロパティは、読み込まれたページが内部で互いにいくつフレームを持てるか指定します。アクションが停止すると、ネストされるウィンドウの最大数に到達しているため、エラーが生成されます。[ロード エラーを無視] オプションをチェックすると、このステップ アクションは正しく完了して、ネストの最大数を超えるウィンドウを含まないページが出力されます。このフィールドを空で残す場合、ウィンドウのネスト レベルに制限はありません。
- ページの変更
-
このプロパティを使用すると、読み込まれたページを、解析前にオンザフライで修正することができます。これは、文法エラーの修正、解析に関するその他の問題の解決、タグ除去や変更などの実行に便利です。
この変更は、解析前にページに適用する 1 つ以上のデータ コンバータを指定して実行されます。すべてのページに適用するデータ コンバータか、URL に応じて個々のページに適用するデータ コンバータのいずれかを指定することができます。
ページの変更に使用する最も一般的なデータ コンバータは、テキスト置き換え、パターン置き換え、タグ除去です。このデータ コンバータを設定する時は、アンパサンド エンコーディングをデコードする前に、ページの未処理の元のテキストに適用してください。このため、標準ブラウザの「ソースを表示」機能を使用して、このテキストを取得することを推奨します。データ コンバータ設定ウィンドウで、左下の入力エリアにテキストを貼り付けることができます。[テスト] ボタンをクリックすると、コンバータによるテキストへの希望するアクションの実行をテストできます。
JavaScript を変更する場合は、代わりに [JavaScript 実行] タブの「JavaScript 変更」プロパティを使用してください。
- ページ エラー テスト (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、ページのコンテンツに基づいて、Web サイトのエラーに対するカスタム テストを指定します。通常、何か不具合があった時、Web サイトはエラー コードを送信しますが、これがエラーの検出に十分ではない場合、このプロパティを使用することができます。
[全てのページで同じ] が選択されている場合、すべてのページでテストが実行されます。[URL による] を選択すると、特定の URL (のグループ) に対して個別のテストをセットアップできます。
([拒否されたページにパターンが一致] を選択して) エラー ページに一致するパターンを指定するか、([許可されたページにパターンが一致] を選択して) その他すべてのページに一致するパターンを指定できます。
- エラー時にページを出力 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、Web サイトがエラー コードを送信する場合もページを出力するかどうか指定します。無効になっている場合、Web サイトのエラーによってアクションが失敗します。有効になっている場合、一定の Web サイト エラーは受け入れられてページが出力されますが、その他すべてのサーバー エラーは、アクションが失敗する原因となります。受け入れられる Web サイトのエラーは 403 Forbidden、404 Not Found、500 Internal Server Error です。
- タイムアウトの場合はページを出力
-
このプロパティは、アクションがタイムアウトした時に実行される内容を指定します。無効になっている場合、イベントがタイムアウトしてアクションが失敗します。有効になっている場合、そこまで受信された内容が出力値となります。このプロパティに関して、次の内容に注意してください。
-
このプロパティに対して [FALSE] がデフォルトとして設定される古いデフォルト ブラウザ (WebKit) のロボットが Kofax RPA の新しいバージョンで開かれるときは、ロボットのブラウザ設定の「タイムアウトの場合はページを出力」が [FALSE] に設定されます。
-
新しいデフォルト ブラウザのロボットを作成する時は、「タイムアウトの場合はページを出力」プロパティはデフォルトで true に設定されます。
-
新しいクラシック ブラウザのロボットを作成する時は、「タイムアウトの場合はページを出力」プロパティは false に設定されます。
-
[URL フィルタリング] タブ
このタブは、広告フレームの読込をブロックするといった、ブロックする URL の設定を管理します。
- URL をフィルタリング
-
このプロパティは、特定の URL の読込をブロックするかどうか指定します。ブロックされる URL は、「含まれている URL パターン」および「除外された URL パターン」のリストで、それぞれパターンとして指定されます。次のタグで生じる URL のみブロックされる可能性があります。
- 含まれている URL パターン
-
指定されると、これらのパターンに一致する URL のみブロックされなくなります。各パターンは別の行に記述される必要があります。以下で指定される「ブロック URL のパターン」の 1 つと一致する場合、これらのパターンの 1 つと一致する URL はブロックされます。このプロパティは、通常、単一のドメインの URL のみ一致するパターンを指定して、そのドメインのフレームとスクリプトのみ読み込まれるようにするために使用されます。
- <frame src="URL">
- <iframe src="URL">
- <script src="URL">
URL がブロックされると、リクエストは実行されず、コンテンツは空のまま残されます。フレームや iframe の場合、それでもページに新しいウィンドウが表示され、読込が実行されなかった理由を説明するメッセージが示されます。ページ表示のそのウィンドウのタブの アイコンは、URL がブロックされたことを示します。
- ブロック URL のパターン
-
このプロパティは、ブロックする URL を指定します。これは、各行にパターンを 1 つ記載したパターン リストを作成して指定されます。
[JavaScript の実行] タブ
このタブには、JavaScript の実行に使用されるプロパティが含まれます。これらのプロパティを使用すると、デフォルトの自動実行が正しく動作しない場合に、JavaScript 実行をカスタマイズできます。[ロギング] タブのオプションを使用すると、Design Studio の [ログ] ウィンドウで、ロボットの実行中に実行される JavaScript に関する情報を確認できます。このウィンドウを使用すると、実行される JavaScript や発生するエラーなどを理解できます。
- JavaScript の実行
-
このプロパティは、JavaScript を実行するべきかどうか指定します。
- JavaScript エラーを無視 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、JavaScript 実行中に発生するエラーを無視するべきかどうかを指定します。多くの場合、実行の結果が希望通りであれば、そのようなエラーは安全に無視することができます。
- アラート メッセージを無視
-
チェックされると、JavaScript メソッドの alert() によって生成されるアラート メッセージが無視され、チェックされない場合はエラーが生成されます。アラート メッセージは、通常、JavaScript によって作成され、正しく入力されていないフォームを送信しようとしているといった無効なアクションを、ブラウザのユーザーに警告します。
一般的には、ロボットは、このプロパティを設定してアラートを無視して、以下の「無視されたアラート メッセージをここに保存」プロパティを、無視されたアラート メッセージが適切な変数に格納されるように設定し、アラート メッセージを処理します。その後のステップで、この変数をテストして、アラート メッセージが含まれている場合は適切なアクションを実行できます。
- 無視されたアラート メッセージをここに保存
-
このプロパティは、無視されるアラート メッセージが格納される変数を指定します。これは、上記の「アラート メッセージを無視」オプションが選択されている時のみ関係します。
- タイマー イベントを有効化 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、タイマー イベントを実行するかどうか指定します。タイマー イベントは、指定された期間後に発生するイベントであり、setTimeout() または setInterval() を使用する JavaScript によって設定するか、<meta> リダイレクションによって一定の秒数後のページのリダイレクトが指定されている時に設定できます。
- タイマー イベントの最大待機時間 (ms) (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、アクション実行の開始から実行されるタイマー イベントを待機する最大ミリ秒数を指定します。例えば、ページが 3000 ms で読み込まれ、いくつかタイマー イベントを設定し、このプロパティが 30000 ms に設定される場合、ページ読込実行後 27000 ms 以内に期限が切れるタイマー イベントのみ実行されます。以下の「タイマー イベントをリアルタイムで待機」プロパティに応じて、タイマー イベントの待機がリアルタイムで実行されるか、単にエミュレートされることに注意してください。
- タイマー イベントをリアルタイムで待機 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、上記の「タイマー イベントの最大待機時間」プロパティによって指定される時間待機するか、単に待機をエミュレートしてトリガされるタイマー イベントのいずれかをすぐに実行するかを指定します。多くのタイマー イベントの場合、実際は、指定された期間、待機する必要はありません。ロボットはすぐに続行することができます。ただし、タイマー イベントの理由が Web サーバーが結果を処理するのを待機する必要があるといったものであれば、リアルタイムで待機する必要がある可能性があります。
- キー プレス間の遅延 (ms)
-
このプロパティは、キーボードでのユーザー入力をエミュレートする時にキー プレス間の待機時間をミリ秒で指定します。これは、フォームにテキストを入力するステップ アクションにのみ関係します。
- CSS スタイル シートを使用 (クラシック ブラウザのみ)
-
このプロパティは、ロボットの実行中に CSS スタイルシートを読み込んで解析するかどうかを指定します。これは、ページの JavaScript が正しく動作するのに必要になる場合があります。一方で、スタイルシートの使用を無効にすると、ページ読込の実行速度を向上させることができます。このオプションが無効になっていても、ページは表示目的でスタイルシートを読み込むことができますが、サーバーでロボットが実行される時にこの読込は発生しません。
- JavaScript 変更
-
「JavaScript 変更」は、実行前に JavaScript に適用されるデータ コンバータのオプションのリストです。変更は、実行されるすべての JavaScript のイベント ハンドラ、内部および外部のスクリプトの両方に対して適用されます。このデータ コンバータは、JavaScript を変更したり修正したりするのに便利です。例えば、これらは、JavaScript が VBScript によって定義されたと認識する変数を定義するのに使用することができます。この目的のために使用する最も一般的なデータ コンバータは、テキスト置き換えとパターン置き換えです。
データ コンバータを設定する時は、元の JavaScript に適用されることに注意してください。このため、インライン JavaScript の場合は標準ブラウザのソース表示機能を使用したり、外部 JavaScript の場合はそのファイルをダウンロードしたりして、このテキストを取得することが推奨されます。データ コンバータ設定ウィンドウで、左下の入力エリアにテキストを貼り付けることができます。[テスト] ボタンをクリックすると、コンバータによるテキストへの希望するアクションの実行をテストできます。
ページ読込]」と「[ページ生成]」ステップに適用されます。このオプションは、読み込むページで JavaScript が実行される方法に影響し、「[
- JavaScript ポリフィル
-
デフォルトの Kofax RPA ブラウザ (WebKit) では、ES5 および ES6 の JavaScript 機能の一部がサポートされていません。新しい機能のサポートを有効にするために、Kofax RPA では事前定義済みまたはカスタムの JavaScript ポリフィルをロードすることができます。
Polyfill は、最新の機能をネイティブにサポートしていないブラウザに最新機能を提供するコード (通常は Web 上の JavaScript) です。たとえば、Polyfill は Silverlight プラグインを使用して Microsoft Internet Explorer 7 の HTML Canvas 要素の機能を複製したり、CSS の rem 単位のサポートを提供したりすることができます。
[追加] (+) をクリックして、ブラウザでサポートするオブジェクトまたは API を選択します。また、特定の JavaScript オブジェクトまたは API をサポートするカスタム コードを含めることもできます。カスタムの実装を含めるには、[追加] (+) をクリックし、リストから [カスタム] を選択します。[カスタム] ダイアログ ボックスには、[名前] と [コード] の 2 つのペインが含まれています。[名前] ペインでコード実装の名前を指定し、[コード] ペインに JavaScript コードを貼り付けます。
JavaScript オブジェクトの実装コードは、ページがロードされる前に実行されます。
事前定義済み JavaScript ポリフィルの事前定義済み Polyfill のリストを参照してください。
プラグイン
このタブには、ブラウザを使用する時にシミュレートされるプラグインを追加して設定するパラメータが含まれます。
- サポート シミュレーション
-
-
[リストから]: + 記号をクリックしてリストからプラグインを選択します。
-
[JSON 変数値から]: JSON 変数を使用して独自のプラグインをコンストラクトします。
詳細については、JSON 変数値からのプラグイン シミュレーション を参照してください。
-
[Javascript イベント ハンドラ] タブ
このタブには、どの JavaScript イベント ハンドラが実行されるか決定するプロパティが含まれます。[ロギング] タブのオプションを使用して、Design Studio の [ログ] ウィンドウで、ロボットの実行中に実行されるイベント ハンドラに関する情報を取得できます。
- クリック イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、タグをクリックする時に、存在する場合は onclick イベント ハンドラが実行されるかどうかを指定します。
- 変更イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、フォームの値を変更する時に、存在する場合は onchange イベント ハンドラが実行されるかどうかを指定します。
- フォーム イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、フォームを送信または再設定する時に、存在する場合は onsubmit および onreset イベント ハンドラをそれぞれ実行するかどうかを指定します。
- ロード イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、ページを読み込んだりアンロードしたり、あるいは画像を読み込む時に、存在する場合は onload および onunload イベント ハンドラを実行するかどうかを指定します。
- マウス イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、タグにマウス カーソルを合わせたり、クリックしたりする時に、存在する場合は onmouseover、onmouseenter、onmouseout、onmouseleave、onmousedown、onmouseup イベント ハンドラを実行するかどうかを指定します。
- ドラッグ イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、マウスがタグにドラッグされる時に、存在する場合は ondrag、ondragstart、ondragenter、ondragleave、ondragend、ondragover イベント ハンドラを実行するかどうかを指定します。
- キー イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、テキストを入力する時に、存在する場合は onkeydown、onkeypress、onkeyup イベント ハンドラを実行するかどうかを指定します。
- フォーカス イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、タグまたはドキュメントがフォーカスを取得したり失ったりする時に、存在する場合は onfocus、onfocusin、onfocusout、onblur、onactivate、onbeforeactivate、ondeactivate イベント ハンドラを実行するかどうか指定します。
- キャプチャ イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、タグまたはドキュメントがマウス キャプチャを失う時に、存在する場合は onlosecapture イベント ハンドラを実行するかどうか指定します。
- 状態変更イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、タグまたは ActiveX オブジェクトの状態が変更された時に、存在する場合は onreadystatechange イベント ハンドラを実行するかどうか指定します。
- エラー イベント ハンドラを有効化
-
このプロパティは、エラーが発生した時に、存在する場合は onerror イベント ハンドラを実行するかどうか指定します。
[ロギング] タブ
このタブには、ロボット実行中に実行される JavaScript のロギング レベルを決定するために使用されるプロパティが含まれます。ロギング情報は、Design Studio の [ログ] ウィンドウで取得することができます。どの JavaScript が実行されたか、どのエラーが発生したか、などを理解するために使用できます。
- すべての JavaScript ソースを記録
-
このプロパティは、実行されるすべての JavaScript のソースをログに記録するかどうか指定します。JavaScript は、イベント ハンドラから呼び出されたりするまで、自身が実行されない関数を宣言する可能性があります。「JavaScript 変更」プロパティを使用すると、JavaScript で変更や修正を行うことができます。
- JavaScript 実行トレースを記録
-
このプロパティは、JavaScript 実行の詳細なトレース内容をログに記録するかどうか指定します。このトレースには、呼び出されるすべての関数と、設定または取得されるすべてのプロパティが含まれます。
例えば
location.href = "http://www.kapowtech.com"
が実行される時、トレースは、
GET location = [location]
の後に
SET [location].href = "http://www.kapowtech.com"
- トレースに関数ソースを含める
-
このプロパティは、JavaScript 実行のトレースに、実行される関数のソース コードを含めるかどうか指定します。
- JavaScript イベント ハンドラを記録
-
このプロパティは、実行された JavaScript イベント ハンドラをログに記録するかどうか指定します。
- タイマー イベントを記録
-
このプロパティは、実行されたタイマー イベントをログに記録するかどうか指定します。タイマー イベントは、指定された期間後に発生するイベントであり、setTimeout() または setInterval() を使用する JavaScript によって設定するか、<meta> リダイレクションによって一定の秒数後のページのリダイレクトが指定されている時に設定できます。
- ロードを記録
-
このプロパティは、すべてのページとリソースの読込をログに記録するかどうか指定します。
- XML HTTP 要求を記録
-
このプロパティは、送信される XML HTTP リクエストをログに記録するかどうか指定します。
- 絶対位置を記録
-
このプロパティは、JavaScript を使用して配置されるメニューなど、視覚要素の絶対位置をログに記録するかどうか指定します。
- 最大ログ エントリ数
-
このプロパティは、許容されるログ エントリの最大数を指定します。最小値は "1" です。許容されるより多くのログ エントリが存在する場合、最初のログ エントリが破棄され、[ログ] ウィンドウに表示されなくなります。
[レガシー タブ]
このタブには、ほとんどの場合、変更されないプロパティが含まれます。レガシー プロパティは、古いバージョンの製品との後方互換性を保証するために実装されています。新しい機能が製品に導入され、以前実行されていた方法と競合する場合、オプションがこのタブに追加され、古いロボットの動作と後方互換性が保証されます。このタブでは、デフォルト設定は最新の方法を示し、その他の設定は古い方法を示します。
- フォーマット処理
-
このオプションは、さまざまなドキュメント形式をどのように処理するか指定します。
- 非 HTML をダウンロード (デフォルト)
- Kofax RPA は、使用するすべてのサポートされる非 HTML コンテンツを読込ます。CSV、JSON、テキスト、Excel、XML、およびバイナリのコンテンツをプレビューして、これらにステップ アクションを適用できます。[プレビュー] ボタンを使用して、コンテンツのタイプを変更します。
- クラシック ローディング
- 従来のブラウザ エンジンに対して各種ドキュメント形式をどのように処理するか指定できます。
-
- JSON
-
このプロパティは、Web サービスを呼び出す時に、一般的なレスポンス タイプの 1 つである JSON の処理方法を指定します。デフォルトでは、JSON は XML に変換されます。これによって、Design Studio の標準的な方法での処理が簡単になります。さらに、HTML に変換することもできます。人間が読みやすいのは XML より HTML ですが、自動抽出は少し難しくなります。
- XML から HTML へ変換
-
このプロパティは、XML ドキュメントを HTML ドキュメントに変換するか、そのまま維持するか指定します。これは以前は唯一のオプションであったため、変換されたドキュメントで動作する古いロボットで主に使用されます。新しいロボットは、通常、XML 構造で直接動作させる方が便利です。
XML から HTML へ変換] オプションをオフにします。ウィンドウ ビューで適用された XSLT 変換を使って XML コンテンツを表示するには、 を選択し、[
- Excel から HTML へ変換
-
このプロパティは、Excel ドキュメントを HTML ドキュメントに変換するか、そのまま維持するかを指定します。これは以前は唯一のオプションであったため、変換されたドキュメントで動作する古いロボットで主に使用されます。より高速でスプレッドシートに近い表示やユーザー インターフェースを提供するため、新しいロボットは、通常、Excel ドキュメントで直接動作させる方が便利です。
- CSV
-
このプロパティは、CSV ドキュメントを HTML ドキュメントに変換するか、そのままテキストとして維持するかを指定します (PRE タグ)。これは以前は唯一のオプションであったため、テキスト表現で動作する古いロボットで主に使用されます。新しいロボットは、通常、CSV の HTML テーブル表現で直接動作させる方が便利です。そうすることで、Design Studio のすべての能力を利用できます。CSV ドキュメントは、カンマ (,) を区切り文字、二重引用符 (") を引用文字、バックスラッシュ (\) をエスケープ文字として使用して、エンコードされます。読み込むドキュメントがこの表記法に従っていない場合、Convert to Text オプションを使用し、「CSV 抽出」ステップ アクションなどによりテキストとしてドキュメントで作業する必要があります。