XML の変換

XML の変換アクションでは、XSLT スタイルシートを使用して、XML 変数に含まれている XML ドキュメントを変換します。このスタイルシートは、アクションの一部として指定されます。変換結果は、XML、HTML、または Long Text タイプの変数に格納されます。

XML の変換ステップ アクションは、XSLT バージョン 1.0 をサポートしています。

スタイルシートが生成する出力は、選択した出力変数において格納できるタイプである必要があります。つまり、出力値が XML 変数に格納される場合は、そのスタイルシートでは <xsl:output method="xml"> を指定する必要があります。出力値が HTML 変数に格納される場合は、そのスタイルシートでは <xsl:output method="html"> を指定する必要があります。出力値がテキスト変数に格納される場合、XML、HTML、およびテキストはすべてテキストとして格納できるため、出力のメソッドは何でも構いません。

一般的なユースケースは、Web サイトから XML を XML 変数に格納するために ターゲット抽出アクションを使用してから、XML の変換アクションを使用してデータを変換し、同じ XML 変数に格納する場合です。最後に、ページ生成アクションは、XML 変数から変換した HTML 変数を選ぶことで XML ドキュメントを表示するページの作成に使用できます。これにより、標準の抽出アクションを使用しての、変換したドキュメントからのデータの抽出が容易になります。

プロパティ

XML の変換アクションは、以下のプロパティを使用して設定されます。

入力変数

変換に対する入力を含む XML 変数を選択します。HTML または Long Text 変数を選択できますが、有効な XML が含まれている必要があります。

XSLT スタイルシート

変換に使用する XSLT スタイルシートを指定します。多くの場合、このスタイルシートは固定の XML として使用されます。ただし、[エクスプレッションから XML] または [変数から XML] を選択することでスタイルシートを動的に作成することができます。

出力変数

変換結果が格納される必要のある変数を選択します。XML、HTML、Long Text のタイプの変数が許可されています。XSLT スタイルシートは、選択した変数で格納できる出力値を作成する必要があります。結果は、XML 入力として選択されたものと同じ変数に格納できます。