SOAP Web サービス呼出

SOAP Web サービス呼出アクションは SOAP XML リクエストを Web サービスに送信し、Web サービスの SOAP XML レスポンスを返します。レスポンスは現在のページとして XML (または HTML) 形式で提示されるか、XML 変数の値としてセットされます。

SOAP リクエストは非常に複雑になる可能性があるため、通常は外部ツールを使用してリクエストを生成し、それを SOAP XML Request プロパティにペーストします。エクスプレッションから XML を指定することによってリクエストを動的に変更し、リテラル値をエクスプレッションに置き換えるテンプレート SOAP リクエストを作成することができます。

Web サービスが SOAP フォールトを返した場合、アクションはメッセージを返しません。その代わり、アクションは標準エラー処理メカニズムを使用して処理できるエラーを生成します。

プロパティ

以下のプロパティを使用して SOAP Web サービス呼出アクションを設定できます。

Web サービス URL

ここでは Web サービス操作の場所が指定されます。Web サービスは通常 HTTP プロトコルを使用します。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます。

SOAP アクション

このプロパティにはオプションの SOAP アクションを含めることができます。値セレクターを使用して複数の方法で値を指定することができます。SOAP アクションは HTTP ヘッダの一部として送信されます。SOAP アクションは通常、リクエストされたアクションを指定する URL です。

SOAP リクエスト

このプロパティには有効な SOAP XML リクエストを含める必要があります。デフォルトでは、XML をリテラルで指定できます。SOAP XML リクエストを動的に作成するには、[エクスプレッション] から XML を選択するか、[変数] から XML を選択します。

SOAP バージョン

このプロパティは SOAP リクエストの送信に使用する SOAP の指定のバージョンを指定します。SOAP 1.1 と SOAP 1.2 がサポートされています。SOAP 1.1 を指定する場合は、Content-Type が text/xml に設定され、(オプションの) SOAP アクションが追加の HTTP ヘッダを使用して設定されます。SOAP 1.2 を指定する場合は、Content-Type が application/soap+xml に設定され、(オプションの) SOAP アクションが Content-Type HTTP ヘッダのアクションパラメータとして設定されます。

出力値

SOAP レスポンスを XML ページとして出力するか、XML Variable の値として出力するかを選択します。Kofax RPA 7.2 またはそれ以前のバージョンで作成されたロボットでは、これが「HTML ページとして結果を出力」になる可能性があります。これは、XML が HTML 表現に変換されることを意味しています。

オプション

ステップのオプションをロボットのオプションよりも優先させることができます。オプション ダイアログでアステリスクが付いているオプションは、ロボットの設定のオプションに優先します。その他すべてのオプションはロボットに対して指定されているものと同じになります。