Management Console のバックアップ

一部またはすべての Management Console 設定を、バックアップまたはエクスポートのためファイルにコピーするには、[バックアップ] タブを使用します。必要であれば、ファイルを使用して復元またはインポート操作を行うことができます。

復元できるのは、Kofax RPA バージョン 9.2 またはそれ以降で作成されたバックアップです。以前のバージョンのデータの切り替えのヘルプについては Kofax RPA テクニカル サポートまでご連絡ください。

バックアップの作成/復元とプロジェクトのエクスポート/インポートにおける違いを理解することが重要です。

バックアップには、リポジトリにおけるすべてのスケジュールおよびプロジェクトを含む、すべての Management Console 設定が含まれます。また、バックアップは全体の復元のみが行えます。バックアップは、データ損失後や、Kofax RPA の以降のバージョンにアップグレードする際のシステムの復元に使用することができます。アップグレード後のシステムの復元に使用する場合には、Management Console の以前のインスタンスのバックアップを作成し、新しいインスタンスへと復元します。8.1 リリース以前の Management Console のインスタンスからの復元に関する詳細は、バックアップの復元を参照してください。

8.1 リリース以前は、「バックアップの作成」は「エクスポート」と呼ばれていました。この「エクスポート」という用語は現在では、「プロジェクトのエクスポート」にのみ使用されています。

[プロジェクトのエクスポート] は、単一のプロジェクトに関連する情報を持つファイルの作成に使用します。これは、プロジェクト内のスケジュール、ロボット、タイプ、リソースから構成されます。このようなファイルは、テスト環境からプロダクションへと移行するといった場合に、スケジュールやロボットなどを特定の Kofax RPA システムから別のシステムにコピーするために使用することができます。ターゲット システム上の既存のプロジェクトにインポートすることも可能です。この場合、ファイルのアイテムはプロジェクトにマージされ、名前が一致する場合は既存のアイテムが上書きされます。また、一部のアイテムのみを含める選択的なインポートを行うことも可能です。

バックアップの作成

  1. バックアップを作成するには、[管理] > [バックアップ] で、[バックアップの作成] をクリックします。

    [バックアップの作成] ウィンドウが表示されます。

  2. [バックアップの作成] をクリックします。
  3. バックアップが完了したら、[クリックしてダウンロード] を選択します。

    バックアップ ファイルを開いたり、[保存] をクリックすることができます。

プロジェクトのエクスポート

プロジェクトのエクスポートを行う際には、必要なプロジェクトをこのウィンドウで選択する必要があります。[作成] をクリックして、必要なバックアップ/エクスポート ファイルを作成します。この作業にはしばらく時間がかかることがあります。ファイルの準備が整うと、ダウンロード リンクが表示されます。このリンクは、ウィンドウが開いている際にのみアクティブとなります。リンクをコピーしたり、ウィンドウを閉じてから使用することはできません。

  1. プロジェクトをエクスポートするには、[管理] > [バックアップ] で、[プロジェクトのエクスポート] をクリックします。

    [エクスポートの作成] ウィンドウが表示されます。

  2. エクスポートするプロジェクトを選択します。
  3. [エクスポートの作成] をクリックします。
  4. プロジェクトのエクスポートが完了したら、[クリックしてダウンロード] を選択します。

    エクスポートしたファイルを開いたり、[保存] をクリックすることができます。

バックアップの復元

8.1 リリース以前の Management Console からエクスポートを復元する場合:上記のように、以前の Management Console で作成したバックアップから復元を行うことができます。以下の 3 つの注意事項を頭に入れておいてください。初めに、8.1 リリースでは、用語が変更されています。以前は「エクスポート」という用語は、現在の「バックアップ」を意味していました。つまり、8.1 リリース以前の Management Console からコンテンツを切り替える場合、その「エクスポート」機能を使用してファイルをエクスポートする必要があります。またこのファイルは、Design Studio の [ツール] メニューの「8.1 以前の Management Console エクスポートのアップグレード」を使用して新しいバックアップ ファイルのフォーマットに変換する必要があります。3 つ目の注意事項として、8.2 で新たに導入されたプロジェクト ベースのアクセス許可では、以前のバージョンの権限が自動的にアップグレードされないことが挙げられます。以前のバックアップを復元した後には、プロジェクトのアクセス許可を手動で割り当てる必要があります。

Kofax RPA 9.5.0 以降では、クリーンアップの閾値が記録数から日数に変更されています。そのため、50000 を超える記録数を持つ以前のバックアップ (以前のデフォルト) の場合、日数は 10 に設定されます。記録数が少なければ、日数も少なくなります。
  1. バックアップを復元するには、[管理] > [バックアップ] で、[バックアップの復元] をクリックします。

    [バックアップの復元] ウィンドウが表示されます。

  2. 復元するバックアップ ファイルを参照します。
  3. [復元] をクリックします。
  4. 復元が完了したら、[OK] をクリックして、[閉じる] をクリックします。

プロジェクトのインポート

  1. バックアップをインポートするには、[管理] > [バックアップ] で、[プロジェクトのインポート] をクリックします。

    [プロジェクトのインポート] ウィンドウが開きます。

  2. インポートするアイテムを選択します。

    利用できるオプションには、以下が含まれます。

    • スケジュールのインポート

    • ロボット、タイプ、スニペットのインポート

    • リソースのインポート

    • OAuth のインポート

    • マスター Kapplet のインポート

    • アクセス許可のインポート

  3. インポートするバックアップ ファイルを参照します。
  4. [インポート] をクリックします。
  5. インポートが完了したら、[OK] をクリックして、[閉じる] をクリックします。