Kofax RPA の制限

以下のセクションでは、Kofax RPA 製品の制限について説明します。

ブラウザ
  • Kofax RPA ではブラウザを使用して、Web サイトまたは Web アプリケーションと通信します。実際には、Kofax RPA には現在、2 つの異なるブラウザが搭載され、それぞれ別の目的向けに最適化されています。クラシック エンジンはレガシー Web アプリケーション向け、デフォルト エンジンは現在の標準的な Web アプリケーション向けです。ただし、これらのブラウザは市場のその他のブラウザと同様に、すべての内部アプリケーションまたはインターネット Web サイトと互換性があるわけではありません。

  • [スナップショット生成] を使用してダウンロードされた Web ページは、Kofax RPA の内部ブラウザからダウンロードされたコンテンツとスタイルを表したものです。ダウンロードされたページのデスクトップ ブラウザでの表示は、そのブラウザでの元の Web ページの表示とは異なって表示されることがあります。

Excel
  • Excel のグローバル変数をループする際には、特定のステップのアクションはループの内側、つまりループ ステップの後で許可されません。これは動的に強制されます。つまり、ステップが実行されるまでエラーは発生しません。次のステップ アクションは、ロボットがループ内部でループするグローバル変数での動作を常に拒否します。行挿入、列挿入、行除去、列除去、および シート名設定。

  • Excel の修正はメモリ集約型で、大きな Excel 文書では動作しないことがあります。制限は多くの要因によって異なります。たとえば、設計プラットフォームまたはサーバー プラットフォームで利用可能なメモリ、ロボットが行う修正の数などです。そのため、Excel 文書の大きさが原因で Kofax RPA が処理を実行できない場合についての正確な基準を提供することはできません。

  • 数式のサポート

    Excel での数式サポートの詳細については、https://poi.apache.org のサイトを検索してください。

  • サポート対象外の機能

    • 配列/テーブル数式の操作 (Excel で、"=..." とは異なり "{=...}" で表される数式)

    • 地域演算子:union、intersection

    • 前に未呼び出しのアドイン機能の解析

    • 数式の空白の保持 (POI での操作時)

    • 太字、サイズなどのフォント変更

    • セルの背景色

    • 数式からの外部ファイル参照

  • ロボットが非常に大きな Excel 文書で一部のアクションを実行するとき、処理が数百のイテレーションの後に遅くなることがあります。プロセスを高速にするには、Excel 処理についてロボットの設定を次のようにします。

    • グローバル変数の使用

    • 無視して続行エラー処理は使用しない

    • ロボットをデザイン モードで実行しない

      上記のすべての条件を設定して、Excel の操作時にエラーが発生した場合、変数値は空に設定されます。ロボットを調査し、サポート対象の Excel 機能を使用していることを確認し、変数の値が有効になるようにエラーを修正する必要があります。

詳細については、サポートされている Excel の機能を参照してください。

パスワードの長さ

たとえば、クラスタ データベース、Logdb、Analytics、プロキシ、SMTP のパスワードなど、Kofax RPA で使用されるすべてのパスワードは、117 バイトを超えてはなりません。

データベース

IBM DB2 データベースの次の制限に注意してください。

  • すべてのテーブルを作成するためにはデータベースに少なくともページ サイズが 8192 KB の「テーブル領域」がある必要があります。

  • ストアド プロシージャには "LANGUAGE SQL" を使用します。 "LANGUAGE RPGLE" で記述されたストアド プロシージャはサポート対象外です。

実行モード

次のリストには、スマート再実行モードで利用できないステップが含まれています。

  • REST Web サービス呼出 (旧バージョン)

  • Web サービスの呼び出し (旧バージョン)

  • Web ストレージ消去

  • テーブルの分割

  • タグの分割 (旧バージョン)

  • テキスト分割

  • テキスト分割 (旧バージョン)

  • SQL 実行 (旧バージョン)

  • Excel から抽出 (旧バージョン)

  • PDF から抽出 (旧バージョン)

  • 画像抽出

  • ファイル繰り返し (旧バージョン)

  • タグ非表示化

  • タグ挿入

  • データのロード (旧バージョン)

  • スナップショット生成

  • セル結合解除

  • データベース照会 (旧バージョン)

  • テーブル行除去

  • タグ範囲除去

  • タグ除去

  • タグ除去 (旧バージョン)

  • タグ書き換え

  • タグの復元

  • ページ再描画

  • CSS 再描画

  • ファイル選択

  • トップ タグの設定 (旧バージョン)

  • フォーム送信

  • テーブル行列入れ替え

  • タグ表示化

一般

大量のデータ エレメントの収集時は、分割統治アプローチ向けにロボットを構築し、ロボットを実行するたびにデータ エレメントの一部のみが収集されるようにすることをお勧めします。