ロボットの設定

ロボットを構成するには、次に説明する各プロパティを使用します。

[基本] タブ

デフォルト オプション

ロボットのステップ アクションに対するデフォルト オプションを設定します。詳細については、デフォルト オプションを参照してください。

ロボット コメント

ロボットについてのコメントを入力します。

ロボット タグ
ロボット用に 1 つ以上のタグを作成します。タグは、Management Console の [リポジトリ] > [ロボット] ページにある [タグ] 列に表示されます。タグを使用して、Management Console にあるロボットのリストをフィルタリングできます。タグには文字と数字を使用します。タグには 128 文字を使用できます。128 文字以上の文字を入力すると、最初の 128 文字のみが保存されます。名前に使用できない文字を入力すると、フィールドが赤に変わり、タグは保存されません。

[詳細] タブ

HTTP クライアント (クラシック ブラウザのみ)

リモート サイトへの HTTP 要求を作るために使用するクライアントです。

NTLM 認証 (クラシック ブラウザのみ)

Kofax RPA は、(プロキシ システムおよび対象システムの両方について) HTTP 経由の NTLM 認証スキームに対するビルトイン サポートを備えます。

JCIFS 認証 (クラシック ブラウザ限定)

クラシック ブラウザ ロボットについては、Kofax RPA がお使いのシステムで認証できない場合には、JCIFS という名前の、代わりの NTLM 認証エンジンを利用できます。JCIFS を使用するには、http://jcifs.samba.org から JCIFS Library バージョン 1.3.16 JAR ファイルをダウンロードして、それを Kofax RPA インストール ディレクトリの lib フォルダに置きます。 "JCIFS" を NTLM 認証として選択して、ロボットの構成の中で使用できるようにします。

デフォルト待機
ロボットのデフォルトの待機基準を指定します。待機基準とそのオプションについての情報は、待機基準の使用を参照してください。
プライベート HTTP キャッシュを有効化

プライベート HTTP キャッシュを有効にするには、このオプションを選択します。Cache-Control: private とマークされた、サーバーから受けたページには、特定のクライアントに特有の情報が含まれ、これらはグローバル HTTP キャッシュ内に保存されません。このようなページを絶対にキャッシュしないためには、このオプションを無効にしてください。このようなページをロボット専用のキャッシュに保存するには、このオプションを有効にしてください。プライベート HTTP キャッシュ有効化の欠点は、ロボット 1 つあたりのメモリー使用量が増えることです。同一サーバーで大量のロボットを実行している場合は、このオプションを無効にするとメモリー領域を節減できます。

プライベート HTTP キャッシュ サイズ

このプロパティでは、プライベート HTTP キャッシュに使用する最大メモリー量を指定します。サイズはキロバイトで指定します。この数値は高く設定するように注意してください。クラウドで実行中のロボット インスタンスのそれぞれが、他の状態に加えて、このメモリー量を潜在的に使用するからです。HTTP キャッシュに保存したすべてのページは圧縮されます。そのため、テキスト コンテンツのシンプルなページでは、必要なメモリーはごくわずかです。また、Cache-Control: private などを含むページだけが、常にプライベート HTTP キャッシュに保存されます。非プライベートキャッシュとしてマークしたページは、すべてのロボットで共有されているグローバル HTTP キャッシュに保存されます。

プロキシ サーバー

プロキシ サーバーを使用

この特定のロボットが行うすべてのページおよびデータの読み込みに使用する、オプションのプロキシ サーバーを指定します。このプロパティを使用する機会はわずかです。Kofax RPA のインストールの全体に対して 1 つまたは複数のプロキシ サーバーを指定することをお勧めします。[Design Studio 設定] ウィンドウから指定できます。詳細については、プロキシ サーバーを参照してください。特定のロボットに対して指定したプロキシサーバーは、Design Studio 設定で指定したプロキシ サーバーを無効にします。

デザイン モード

デフォルト (WebKit) エンジンを使用するロボットに対してデザイン モード実行を選択します。使用できるオプションは以下のとおりです。

  • 最小実行 (ダイレクト)

  • スマート再実行 (フル)

[外部の再実行を回避] オプションは、[スマート再実行] で利用でき、前の実行のキャッシュ結果を使用できない場合であっても、ステップを絶対に再実行しないようにします。このオプションを使用できるのは、外界との相互作用で、再実行を回避必要がある場合に限られます。例えば、これによってパートナーのシステムで、データの間違いや重複が起きるような場合です。

バージョン

保存したロボットのバージョンや、ロボットを最後に編集した Design Studio のバージョンを示します。