ロボット ファイル システム

[ロボット ファイル システム] タブは、ロボットが使用または提供するデータの共有および保存用に設定されているファイル システムのリストを表示します。新たにファイル システムの設定を追加するには、必要な資格情報を提供し、そのファイル システムにアクセスできるロボットとユーザーのリストを定義します。

ファイル システムは、ローカルの Windows フォルダ、Windows ファイル共有、SFTP、および FTP サーバーにすることができます。FTP の場合、FTPS がサポートされています。

ロボット ファイル システムのサーバーを構成する方法についての詳細は、『Kofax RPA Administrator's Guide』(Kofax RPA 管理者ガイド) の『Set up Robot File System server』 (ロボット ファイル システム サーバーを設定する) を参照してください。

重要 デフォルトでは、adminAdministratorProject Administrator のロールを持つユーザーのみがロボット ファイル システムを管理できます。ユーザー ロールの詳細については、ユーザーおよびグループの管理を参照してください。

各システムに対して、次の情報が表示されます。

説明
名前 ロボット データの保存および共有用に設定されたファイル システムの名前。
プロジェクト名 ファイル システムが関連付けられたプロジェクト。
パス ファイル システムへのパス。
ユーザー名 ファイル システムにアクセスできるユーザー。
プロジェクト範囲 選択されている場合、このファイル システムはプロジェクトのすべてのロボットからアクセスできます。選択されていない場合、ファイル システムは設定で選択された特定のロボットのみからアクセスできます。
削除 クリックして、Management Console からファイル システム設定を削除します。
編集 クリックしてファイル システム設定を編集します。

  1. 新規ファイル システムを作成するには、左上隅の [追加] をクリックします。
  2. プロジェクトを選択して [OK] をクリックします。

    設定ダイアログ ボックスが開きます。

  3. 左側の [名前] フィールドに、新しいファイル システム設定の名前を入力します。

    : RFS1

  4. [パス] フィールドでファイル システムへのパスを指定します。

    • Windows では、パスは次のようになります。

      Folder\Subfolder1\Subfolder2

    • Windows ファイル共有では、パスは次のようになります。

      \\WindowsServer\FileShareName\Folder

      ファイル共有は [名前] フィールドに指定されたロボット ファイル システムにマップされます。

    • SFTP、FTP、または FTPSサーバーの場合、パスはそれぞれ sftp://ftp://、または ftps:// で始まり 、次のようにする必要があります。

      sftp://website.com:9551/guest

  5. [ユーザー名] および [パスワード] フィールドに、ファイル システムにアクセスするための資格情報を入力します。

    Windows ユーザー名は username@domain の形式に適合している必要があります。

    資格情報は、ロボットがファイル システムに対して書き込みおよび読み取り操作を許可する保護されたサービスでのみ使用されます。

  6. ファイルシステムにアクセスできるロボットを設定します。ロボットは Management Console と同期している必要があります。

    • プロジェクトのすべてのロボットからファイル システムにアクセスできるようにするには、[プロジェクト範囲] を選択します。

    • プロジェクト内の特定のロボットからファイル システムにアクセスできるようにするには、名前でマッピングするか、ロボットへのアクセス トークンを追加します。

      • ロボットの現在および将来のすべてのバージョンがファイルシステムにアクセスできるようにするにはロボット名を使用します。この方法はロボット名が変わらない限り機能します。

        1. [ロボット マッピング] タブでロボットを選択します。

          選択したロボット名の左にチェック マークが表示されます。

        2. 変更を保存します。

      • 現在のバージョンのロボットのみがファイル システムにアクセスできるようにし、ロボットに対する変更がファイル システムに書き込まれないようにするには、ロボット アクセス トークンを使用します。トークンは特定バージョンのロボットに対応するため、ロボットに変更があると、ファイル システムへの変更はできなくなります。

        1. 設定ダイアログ ボックスを閉じます。

        2. [ロボット] タブのManagement Console メイン ウィンドウで、ロボットのパスワード アクセスの追加/編集.をクリックします。

          新しいダイアログ ボックスが表示されます。

        3. アクセス トークンの値をコピーし、ダイアログ ボックスを閉じます。

        4. 作業中のファイル システムに対する設定ダイアログ ボックスを再度開きます。

        5. [認証されたアクセス トークン] タブで、コピーしたアクセス トークンを追加します。

        6. 変更を保存します。

  7. ロボットのファイル システムに対して読み取り/書き込みを実行できるように、ファイル システムに許可された Design Studio ユーザーを設定することができます。

    ファイル システムに特定の Design Studio ユーザーがアクセスできるようにするには、[認証されたアクセス トークン] タブでユーザーのアクセス トークンを追加します。

    トークンは、ユーザーが Design Studio 内の [ヘルプ] > [バージョン情報] ウィンドウからコピーし、管理者と共有する必要があります。

  8. 変更を保存します。