アテンデッド オートメーション

アテンデッド オートメーションは、リモート デバイスのイベントに対応するトリガー ロボットを作成してリモート コンピュータを自動化する新しい方法です。次のステップは、トリガーを持つロボットを使用するための開発環境および本番環境を設定するのに役立ちます。

重要 Kofax RPA バージョン 10.7 以降、トリガーを持つロボットを使用するには追加の設定が必要です。詳細については、 Desktop Automation サービスの設定の「Windowsタブ」セクションを参照してください。
  1. トリガー ロボット用にシンプルなデバイス マッピングを作成します。

  2. 作成したマッピングを「トリガーで参照」として、Desktop Automation ステップの [デバイスの追加] ダイアログ ボックスで [必要なデバイス] に追加します。

  3. トリガー チョイスを Desktop Automation ロボットに追加します。

  4. ロボット開発中、リモート デバイスのDesktop automation serviceを [シングル ユーザー] モードに設定して Design Studio からデバイスにアクセスできるようにします。

  5. 開発の完了後、リモート デバイスでDesktop automation service設定を開き、[シングル ユーザー] オプションをクリアして、ロボットが展開される Management Console を指定します。

トリガーを持つロボットを Management Console にアップロードしたら、ロボットを [トリガー マッピング] タブのユーザーとラベルにマッピングします。こうすると、作成したマッピングに基づいて、Management Console から Desktop Automation サービスにトリガーのリストが提供されるようになります。リモート デバイスにトリガー イベントが検出されると、Desktop Automation サービスは Management Console に通知を送信し、ロボットはプログラムされたいくつかのステップを実行します。たとえば、特定のアプリケーションを開いた場合にデータを挿入または抽出するようにロボットをプログラムすることができます。トリガー チョイス ステップを使用して、特定のイベントが検出されたときに開始するトリガーおよびアクションを定義します。

トリガーを持つロボットに対する禁止事項
  • トリガーを持つロボットをスケジュールに追加したり、トリガーを持つロボットを手動で開始したりしないでください。スケジュールに従って、または手動で開始されたロボットは、無制限に (または指定された RoboServer タイムアウト期間の間) 待機し続けます。どのリモート Desktop Automation サービスでも、トリガーが有効にならないためです。

  • トリガーを持つロボットを Kapplet に追加しないでください。

  • トリガーを持つロボットでインテリジェント スクリーン オートメーション (ISA) を使用しないでください。

Management Console でトリガー イベントを持つロボットにユーザーとラベルを割り当てるには、トリガー マッピング を使用します。また、Management Console の [リポジトリ] > [ロボット] タブでマッピングを割り当てて、トリガーのサスペンドや有効化を行うこともできます

トリガー イベントが検出されると、ロボットはユーザーがマウスやキーボードを使用できないようにすることがあります。ユーザーに、ロボットによって実行されたアクションを知らせるには、通知ステップを使用します。

Management Console でトリガーがサスペンドされている場合、ロボットはリモートのDesktop Automation サービスによってトリガーされません。トリガー情報の更新はリモート デバイスとの接続中に実行されて、それ以降は 1 分おきに実行されることに注意してください。トリガーがサスペンドと表示されていても、Management Console で引き続き実行されている場合があります。この場合は、トリガー イベントが引き続き検出されることがあります。