Kofax Power PDF リリース ノート

バージョン:3.1

Copyright © 2019 Kofax, Inc.

最終更新日:2019年4月11日

 

これらのリリース ノートでは、次のトピックを取り上げます。

最小システム要件

サード パーティ ライセンス/通知

インストール、アクティブ化、登録

アプリケーションに関する一般的な注意事項

スキャナのサポート

技術に関する一般的な注意事項

3.0 リリースの新機能

3.1 リリースの変更点

既知の問題


最小システム要件

  • Intel® Pentium® 4 以上のプロセッサを搭載したコンピューター
  • サポート対象のオペレーティング システム
    • Windows 10: 32 ビット版および 64 ビット版
    • Windows 8.1: 32 ビット版および 64 ビット版
    • Windows 7: 32 ビット版および 64 ビット版、Service Pack 1
    • SP1 インストール済みの Windows Server 2008 R2、2012 R2、2016、2019 (Citrix、AD、WTS)。(Power PDF Advanced ボリューム バージョンにのみ適用されます。)
  • 512 MB のメモリ (RAM)、1 GB を推奨
  • アプリケーション ファイル用にハード ディスクの空き容量 700 MB およびインストール時の作業領域用に 50 MB
  • 音声での読み上げ機能を使用する場合は、オプションのサウンドカードが必要です。
  • 製品登録、アクティブ化、およびプログラムのライブ アップデートの取得に必要な Web アクセス
  • NetDocuments、EMC Documentum、Evernote、OnBase、HPE RM、OpenText Enterprise Connect コネクタの使用、または Power PDF で DocuSign を使用するには、Microsoft .NET Framework 4.5.2 が必要です。検出されない場合は、製品によってインストールされます。

注:コンピュータのプロセッサ、メモリ、および使用可能なディスク領域が最小要件以上であれば、パフォーマンスと速度が向上します。容量の大きなカラーの PDF ファイルを変換するときは特にパフォーマンスの良さを実感できます。ハイパー スレッディングが有効であったり複数のプロセッサ システムを搭載していると、さらにパフォーマンスが良くなります。


サード パーティ ライセンス/通知

本ソフトウェアは、一部 Independent JPEG Group の製品に基づいています。

本ソフトウェアは、一部 Colosseum Builders, Inc. の製品に基づいています。

本ソフトウェアの一部: copyright © FreeType Project (www.freetype.org), version 2.4.9.All Rights Reserved.

本ソフトウェアは、一部 Kakadu Software の製品に基づいています。

本ソフトウェアは、一部 zlib Compression Library に基づいています。

本製品の単語検証、スペルチェック、およびハイフネーション部分は、一部 Proximity Linguistic Technology に基づいています。Proximity Hyphenation System © Copyright 1988.All Rights Reserved.Franklin Electronic Publishers, Inc. The Proximity/Merriam-Webster American English Linguibases.© Copyright 1982, 1983, 1987, 1988 Merriam-Webster Inc. All Rights Reserved © Copyright 1982, 1983, 1987, 1988 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved.単語は、116,000、80,821、92,641、106713、118,533、91928、103,792、130,690、および 140,713 語の Proximity/Merriam- Webster Linguibase を使用してチェックされています。Proximity/Collins British English Linguibases.© Copyright 1985 William Collins Sons & Co. Ltd.All Rights Reserved.Legal and Medical Supplements © Copyright 1982 Merriam-Webster Inc. All Rights Reserved © Copyright 1982, 1985 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved.単語は、80,307、90,406、105,785、および 115,784 語の Proximity/Collins Linguibase を使用してチェックされています。Proximity/Collins French, German, Italian, Portuguese (Brazilian), Portuguese (Continental), Spanish Linguibases.© Copyright 1984, 1985, 1986, 1988 William Collins Sons & Co. Ltd.All Rights Reserved © Copyright 1984, 1985, 1986, 1988 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved.単語は、136,771、150,893、178,839、207,119、212,565、および 194,393 語の Proximity/Collins Linguibase を使用してチェックされています。Proximity/Van Dale Dutch Linguibase.© Copyright 1987 Van Dale Lexicografie bv.© Copyright 1987 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved.単語は、119,614 語の Proximity/Van Dale Linguibase を使用してチェックされています。Proximity/ Munksgaard Danish Linguibase.© Copyright 1988 Munksgaard International Publishers Ltd.All Rights Reserved © Copyright 1988 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved .単語は、113,000 語の Proximity/Munksgaard Linguibase を使用してチェックされています。Proximity/IDE Norwegian and Swedish Linguibases.© Copyright 1988 IDE a.s.All Rights Reserved © Copyright 1988 Franklin Electronic Publishers, Inc. All Rights Reserved.単語は、126,123 および 150,000 語の Proximity/IDE Linguibase を使用してチェックされています。

INSO/Vantage Research の辞書:International CorrectSpell™ spelling correction system © 1993 by Lernout & Hauspie. All Rights Reserved.

Slovenian Speller Database, copyright © 2002 Ambeis d.o.o.All Rights Reserved.エスペラント語の辞書は Toon Witkam 氏および Stefan MacGill 氏による編さんに基づいています。

SoftwarePassport/Armadillo Software Protection System Copyright 1998-2007 by the Silicon Realms Toolworks. All Rights Reserved.

本ソフトウェアは、一部 PNG Reference Library (libpng) に基づいています。

InstallShield® 2008 Copyright © 1997-2007 Macrovision Corporation and/or Macrovision Europe Ltd.All Rights Reserved.

AES encryption/decryption copyright © 2001, Dr Brian Gladman, Worcester, UK. All Rights Reserved.

本製品には、Eric Young 氏と Tim Hudson 氏によって作成されたソフトウェアを含め、OpenSSL project によって開発された要素が含まれています。

Clip Art ‘Radiating confidence’, ‘Reading a Report’, ‘Veterinarian’ and ‘Nurse’ © Karina MacGill, 2009.All Rights Reserved.

Implements Adobe® Architecture XFA® specification © 2009 Adobe Systems Incorporated All Rights Reserved.

本製品での HTML から PDF へのレンダリングには、GNU Lesser General Public License バージョン 3 の元、WKHTMLTOPDF を使用します。Copyright © 2007 Free Software Foundation, Inc. (http://fsf.org/)

BCGControlBar Pro Copyright © 1998-2016 BCGSoft CO Ltd.

Development tools from Microsoft © 2009 Microsoft Corp.All Rights Reserved.

商標

Kofax、Kofax ロゴ、ScanSoft、OmniPage、True Page、および Logical Form Recognition は、米国およびその他の国における Kofax, Inc. またはその関連会社の商標または登録商標です。Microsoft、Windows、および Outlook は米国およびその他の国における Microsoft Corporation の登録商標または商標です。InstallShield は、Macrovision Corp. の登録商標です。他の会社名または製品名はすべて、各所有者の商標です。


インストール、アクティブ化、登録

    プログラムをインストールしてアクティブ化にするには、そのコンピュータの管理者権限が必要です。アクティブ化を行うには、Web にアクセスする必要があります。 

    1.CD-ROM または DVD を適切なドライブに挿入する

    インストール プログラムが自動的に起動します。自動的に起動しない場合は、Microsoft® Windows® Explorer で CD-ROM、DVD ドライブを参照するか、もしくはフォルダをダウンロードし、インストール メディアのルート フォルダにある Setup.exe ファイルをダブルクリックします。イントール プログラムを実行するもう一つの方法は、[コントロール パネル] > [プログラムのアンインストール] を起動して Kofax Power PDF を選択し、一覧の上のツールバーの [変更] をクリックします。インストールの言語を選択します。InstallShield® ウィザードが表示されます

    2.ライセンスとシリアル番号

    続行するには、使用許諾契約書に同意する必要があります。シリアル番号の入力を求められる場合があります。これは、CD または DVD のパッケージ、もしくは Web サイトのダウンロード ページに記載されています。シリアル番号に英字の「O」が使用されることはありません。常にゼロを使用してください。このシリアル番号は安全な場所で管理してください。シリアル番号が完全にチェックされるのは製品のアクティブ化のときだけですが、再インストール時にも必要になります。 

    3.インストール場所とセットアップの種類

    セットアップの種類として、[標準] または [カスタム] セットアップを選択します。[カスタム] を選択すると、他のプログラムでの PDF Convert と PDF Create の統合を有効/無効にしたり、コネクタなどの特定のプログラム コンポーネントのインストールを制御したりできます。既定では、InstallShield ウィザードの Power PDF 統合パネルに示されるすべてのプログラムが有効になります(メディアのルート フォルダにある Setup.exe ファイルを実行し、[変更] または [削除] ボタンをクリックすることで、統合の設定を後から変更できます。)

    インストーラーでは、プログラムの既定の場所が提示されます。そのまま使用することも、別の場所を指定することもできます。Windows のインストール ディレクトリ、その他のシステム フォルダまたはマップされたネットワーク ドライブには製品をインストールしないでください。

    コネクタ統合に関する重要な注意事項:Power PDF Standard を標準インストールすると、クラウド ストレージ サイト Evernote のためのコネクタが自動的にインストールされます。Standard エディションでは、ドキュメント管理システムへのコネクタはサポートされません。

    Power PDF Advanced では、コネクタが自動的に有効になることはありません。Evernote やサポートされているドキュメント管理システム (Microsoft SharePoint を含む) への接続が必要な場合は、カスタム インストールを実行して目的の項目を明確に有効にする必要があります。後でコネクタを追加または変更する場合は、インストーラーを再度実行し、[Power PDF] を選択して [変更] をクリックします。

    4.[完了] をクリックする

    Power PDF のアクティブ化

    製品版をお持ちの方は、本製品もしくはサブコンポーネントを最初に使用する際、製品のアクティブ化またはシリアル番号の入力を求められる場合があります。Web にアクセスできることを確認してください。正しいシリアル番号が入力済みの場合は、ユーザーによる操作は不要です。個人情報が送信されることもありません。アンインストール時にアクティベーションが解除されるため、常識的な回数まではプログラムを再インストールするときの再アクティベーションで問題が発生することはありません。再インストールにはシリアル番号が必要です。またアクティブ化の解除と再アクティブ化には Web アクセスが必要です。登録およびアクティブ化に関するトラブルシューティングについては、https://nuance.custhelp.com/ で Knowledge Base を参照してください。

    注:以前のバージョンのシリアル番号は、別のコンピュータにインストールする場合に使用できるよう残しておいてください。

    Power PDF とその他の製品

    以前のバージョンの PDF Create、PDF Convert や PDF ビューア製品がコンピュータにインストールされている場合、OmniPage および PaperPort のバージョンが異なっている可能性があります。Power PDF のインストーラーはこのような PDF 製品の以前のバージョンを検出し、コンピュータから削除するかそのままにするかを尋ねるメッセージを表示します。

    製品の旧バージョンと Power PDF は共存できません。コンピュータから旧バージョンが検出された場合、インストーラーは、インストールを中止するか旧バージョンを削除してインストールを続行するかを尋ねるメッセージを表示します。

    Power PDF の登録

    製品が有効なシリアル番号でアクティブ化されて以降初めてコンピュータを起動したときに登録が実行されます。[オンライン登録する] を選択して、登録用 Web サイトへの接続を確立します。Web サイトでは、すぐに入力できる簡単な電子フォームが用意されています。フォームへの入力が完了したら、[送信] をクリックします。ここでは登録を行わず、後で登録についての通知を受け取ることもできます。また、オンラインの製品の登録にいつでもアクセスできます。登録データの使用に関する声明については、Kofax のプライバシー ポリシーを参照してください。

    インターネット接続を利用できないコンピュータでの Power PDF の登録

    インターネット接続を利用できないコンピュータに Power PDF をインストールした場合は、登録を試みた際にインターネット接続ウィザードが起動します。Power PDF が登録が失敗したことを示すメッセージを表示することがあります。このメッセージを閉じて、インターネット接続ウィザードの操作を進めます。完了後に登録ページが開きます。Power PDF のコピーを登録するために、このフォームを電子メールを利用できるコンピュータに転送します。


アプリケーションに関する一般的な注意事項


    Microsoft .NET 4.5.2 Framework

    Microsoft .Net 4.5.2 Framework が必要となる可能性がある理由については、「システム要件」の該当セクションを参照してください。

    コネクタ

    Advanced および Standard の各エディションでサポートされるクラウドベース ストレージ

    • Evernote

    クラウドベースのストレージ同期フォルダ

    Power PDF ではコンピュータに Dropbox、Google Drive、OneDrive または Box 用のアプリケーションがインストールされているかどうかを検出し、[ファイル]/[開く] および [ファイル]/[名前をつけて保存] メニューの同期フォルダにクイック リンクを追加します。

    ドキュメント管理システム (DMS) のサポート (Advanced エディションのみ)

    • eDOCS DM (旧 Hummingbird Enterprise™) 5.3.1、10 および 16.3
      DM Extensions API がクライアント コンピュータにインストールされ、設定されている場合、Power PDF は eDOCS システムをサポートします。この製品は Windows Explorer DM Extension にも統合されます。
    • iManage Work 9.3、9.5、10.1、10.2 (旧 Worksite)
      Power PDF は、Desksite 9.0 または 9.3、FileSite 9.0 または 9.3 がクライアント コンピューターにインストールされ、設定されている場合に iManage Work システムをサポートします。この製品は DeskSite および FileSite クライアントにも統合されます。
    • Worldox GX3、GX4
    • Microsoft® SharePoint Server 2010、2013、2016、2019、および Microsoft® Office 365
    • Xerox DocuShare 7.1
      Xerox DocuShare Client がクライアント コンピューターにインストールされ、設定されている場合、Power PDF は Interwoven Xerox DocuShare をサポートします。
    • EMC2® Documentum 7.1
      DFC Client がクライアント コンピューターにインストールされ、設定されている場合、Power PDF は EMC Documentum をサポートします。
    • NetDocuments ndOffice® 1.8 以降
      Power PDF が NetDocuments クラウドベース ドキュメント管理をサポートするのは、ndOffice® 1.8 以上がクライアント コンピューターにインストールされている場合です。ndOffice バージョン 1.8 または 1.9 が管理者設定パッケージでインストールされている必要があります。
    • OpenText Enterprise Connect 10.5, 16.2
      OpenText Content Server がサポートされるのは、Enterprise Connect Framework がクライアント コンピューターにもインストールされている Enterprise Server のサーバーバージョンと同じ場合です。
    • HPE RM 8.3, HPE CM 9.1
      HPE RM がサポートされるのは、デスクトップ アプリケーションがクライアント コンピューターにインストールされている場合です。
    • OnBase 17、18
      Power PDF から Hyland の OnBase で作業を行うには、OnBase サーバーで「Nuance PDF 製品の統合」モジュールがライセンスされている必要があります。
    • iManage 10.1、10.2、クラウド

    重要な注:Advanced エディションでは、既定でコネクタがインストールされません。インストール時にコネクタをインストールするには、[セットアップの種類] ダイアログ ボックスで [カスタム] ラジオ ボタンを選択してください。 

    Microsoft Office との互換性

    ターゲット アプリケーションがシステムにインストールされているかどうかにかかわらず、さまざまな編集可能な形式に変換できます。ただし、その結果を使用するには、使用するターゲット ファイルの種類に関連付けられたアプリケーションが必要です。 

    ブラウザのサポート

    • Internet Explorer 10, 11
      PDF ドキュメントのブラウザでの表示、Web ページからの PDF ドキュメントの作成が行えるほか、PDF ドキュメントへのリンクを PDF Converter で開くことができます。
    • リリース日時点での FireFox の最新バージョン (バージョン 65)
      PDF ドキュメントをブラウザで表示し、PDF ドキュメントへのリンクを PDF Converter で開くことができます。
    • リリース日時点での Google Chrome の最新バージョン (バージョン 73)
      PDF ドキュメントをブラウザで表示することができます。

    Adobe® Flash Player

    PDF ポートフォリオの表示、編集、または作成を行うには、Adobe® Flash Player がインストールされている必要があります。 


スキャナのサポート


    スキャナのサポートは、OmniPage や PaperPort などの他の Kofax 製品とまったく同じです。

    Power PDF のインストールの前にスキャナをインストールする

    スキャナがプログラムから独立して動作していることを確認してから、プログラムに接続してください。製品で使用されるスキャナは、スキャナの製造元の指示に従ってインストールされている必要があります。詳細については、スキャナに付属のドキュメントを参照してください。

    TWAIN、WIA、および ISIS ドライバ

    Power PDF でサポートされるスキャナは、TWAIN、WIA (Windows Image Acquisition)、または ISIS スキャナ ドライバで制御されます。Power PDF は TWAIN、WIA、または ISIS に完全に対応したスキャナ、またはその他の入力デバイスのうち、少なくともサポートされている解像度 (200 ~ 600 ドット/インチ) でバイナリ イメージ (白黒) を提供できるものをサポートします。

    スキャナ セットアップ ウィザード

    Power PDF には、製品で使用するスキャナをテストするスキャナ セットアップ ウィザードが含まれています。このウィザードは、初めてイメージをスキャンして PDF ドキュメントにするときに自動的に起動されます。これは [ホーム] リボンの [スキャン] の [スキャン設定] から起動することもできます。スキャン処理は、スキャナの製造元から提供されている UI から開始することも、UI を使わずに事前に定義した設定でスキャンする (ワンタッチ スキャン) こともできます。詳細については、製品のヘルプで該当するセクションをお読みください。

    スキャナの互換性

    スキャナは頻繁に変更されるため、スキャナの互換性に関する最新情報は http://support.nuance.com/compatibility/ で参照してください。スキャナに関して問題がある場合は、スキャナの製造元にお問い合わせください。通常、スキャナの製造元の Web サイトでは、最新のスキャナ ドライバ、よく寄せられる質問とその回答、その他の製品情報が提供されています。 


3.0 リリースの新機能


  • ドキュメントのタブ表示
  • アプリケーション インターフェース 言語モジュール
  • カラースキン
  • PDF 2.0 をサポート
  • アプリケーションの透かしを共有可能
  • Advanced ボリューム バージョンでのグループ ポリシーをサポート
  • 「文書アセンブリ」モードで複数ページを回転
  • 体験版期間の終了後にはリーダーモードに
  • 最近開いた文書を表示する新しいスタート画面
  • 設定可能なデフォルトの保存場所
  • テキストからスピーチ音声が更新新しい Vocalizer 音声エンジン (RealSpeakSolo の後継)
  • DocuSign との統合 (Power PDF Advanced のみ)
  • 進化したテキスト編集
  • 注釈およびタイプライター用の新しいコンテキスト依存のリボン
  • Advanced バージョンではリアルタイムでのドキュメントの共同作業が可能 (同じ LAN 上のコンピュータに限る)
  • ページの複製および 2 つのページの差替
  • すべてのドキュメントを単一のドキュメントに結合
  • 有効な証明書がない場合にドキュメント内での JavaScript の実行を制限
  • 高度な編集ツール、注釈、およびフォーム フィールドでは右横書きテキストの編集が可能
  • リンクを使用して Web サイトから PDF を作成
  • 進化したデジタル スタンプ: Exhibit スタンプに対応
  • MS Word からエクスポートした PDF ドキュメントが変更履歴の記録を維持
  • 電子メールアーカイブ設定の新しいヘッダー オプション
  • Adobe 拡張機能が有効化された PDF ドキュメントを開いた際にユーザーに通知
  • OnBase コネクタ
  • タグをアーティファクトに変更
  • PDF の作成後にソース ファイルを削除するオプション

3.1 リリースの変更点


  • Kofax のブランディング
  • Jaws 2019 によって強化されたドキュメント読み上げサポート
  • Vocalizer 音声エンジンを Windows にインストール済みの音声エンジンに置き換え
  • 検索結果を保存可能
  • フォームでのリッチテキスト フィールドのサポート
  • スタート画面を非表示にする新しいオプション
  • 新たに墨塗りが適用されたドキュメントを保存する場合にファイル名を変更できる新しいオプション

技術に関する一般的な注意事項


  • eDOCS DM Extension および Interwoven DeskSite アドオンのインストール (Enterprise エディションのみ)
    製品のインストーラーによって、これらの DMS のクライアント ソフトウェアの存在が検出され、PDF ドキュメント関連機能を提供するためのアドオンが登録されます。DMS クライアント コンポーネントが事前にインストールされていない場合は、製品インストール時のアドオンの登録は省略されます。
    DMS クライアントのインストールを後から行う場合や、単に機能を有効化または無効化する場合に、これらのアドオンの統合を制御することができます。該当する [ファイル]/[オプション] ダイアログに、このような目的のためのメニュー項目が追加されます。
  • 標準エンコード以外の PDF ファイル
    Convert Assistant での標準エンコード以外の PDF ファイルの処理方法は、以前のバージョンとは異なります。この種類の PDF ファイルを自動検出し、OCR を使用してより正確な変換結果を取得できます。この機能は Convert Assistant の [処理モード] パネルでオン/オフを切り替えられます。この機能をオフにすると時間が短縮され、文字認識の精度は PDF ビューアやエディタ アプリケーションでのテキスト コピー/貼り付け操作と同等となります。より精度を高めるため、自動検出は既定ではオンになっています。
  • オプティマイザ ツールの使用
    • [ホーム] リボンにあるこのツールを使用すると、PDF ドキュメントの埋め込みフォントを削除して、サイズを縮小することができます。ファイルから削除できるのは、Windows ANSI でエンコードされたフォントのみです。埋め込みフォントを削除すると、ファイルを配布したときの外観が変わる場合があります。
    • このツールには、Flate エンコードを使用してさまざまな PDF オブジェクトを圧縮する機能もあります。このエンコードは、圧縮されたストリームが元のストリームよりもサイズが小さくなる場合にのみ使用されます。これは、オプティマイザの使用後、特定のストリームはエンコードされないままとなり、予想していたほどファイル サイズが小さくならない場合があることを意味します。
  • Advanced エディションでの黒塗りツールの使用
    • PDF ファイルへの添付は、この製品の墨塗りの対象とはならない点に注意してください。PDF ファイルに添付する前に、これらのドキュメントから機密データを削除する必要があります。
    • PDF ポートフォリオ内の PDF 以外のドキュメントは、墨塗りの対象とはなりません。PDF ポートフォリオに追加する前に、これらのドキュメントから機密データを削除する必要があります。
  • Power PDF での Microsoft Rights Management サービスを使用する PDF ドキュメントの表示、変更、保護
    • Power PDF から RMS 保護されたドキュメントの作業を行うには、Active Directory Rights Management Service Client 2.1 をインストールする必要があります。
      クライアントをダウンロードするには、Microsoft.com にアクセスしてください (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=38396)。32 ビットと 64 ビットの両方の環境用のクライアント インストーラーが、インストール メディアの Tools/RMS フォルダにあります。
    • Microsoft Online Services サインイン アシスタントも必要になる可能性があります。ダウンロードするには、Microsoft.com にアクセスしてください (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=28177)。インストール メディアの Tools/RMS フォルダにもあります
  • ブラウザでの PDF ファイルの表示
    オンラインの PDF ドキュメントは Internet Explorer で表示できます。Chrome および Firefox ではセキュリティ制限やAPI変更が継続的に行われるため、Power PDF はこれらのブラウザでの PDF ドキュメント表示をサポートしていません。Firefox の [オプション] > [アプリケーション] で Power PDF を PDF ファイル タイプのデフォルト アプリケーションに設定している場合は、Firefox から Power PDF で PDF ドキュメントを開くことができます。
  • PDF Create Chrome エクステンション
    Kofax PDF Create の Google Chrome 拡張機能は、Google Web Store から無料でダウンロードできます。

  • PDF Create Firefox エクステンション
    Firefox の場合、Power PDF をインストールしても、Kofax PDF Create ツールバーは自動的に表示されません。Power PDF のインストール後に初めて Firefox を起動すると、Power PDF の Create と Converter の統合を有効にできる 2 つのタブが表示された状態で Firefox が起動します。両方のタブで、[このインストールを許可する] チェック ボックスをオンにして、[次へ] ボタンをクリックしてください。タブが表示されない、または誤ってこのステップをスキップしてしまった場合、[ツール]、[アドオン] の順に選択してこれらの結合を有効にしてください。その後、Kofax PDF Create ツールバーを Firefox で表示するには、Firefox で [表示]、[ツールバー]、[カスタマイズ] の順に選択し、[カスタマイズ] ビューで Kofax PDF Create のアイコンを右クリックして、[ツールバーに追加] を選択してください。


 

既知の問題


  • [高度な編集] 機能を使用する場合、イメージ PDF ファイルまたは検索可能な PDF ファイルのいずれかを変換すると、満足のいく変換結果が得られない可能性があるのでご注意ください。イメージ PDF ファイルと検索可能な PDF ファイルを [高度な編集] で処理するには、OCR (光学式文字認識) が必要です。このような種類の PDF ファイルをネイティブ形式に変換して ([変換] ボタンを使用して、または Convert Assistant から)、編集可能な種類のドキュメントを生成してください。生成されたドキュメントを Microsoft Word または Excel などのプログラムで開き、高度な編集を行います。
  • Power PDF のアンインストール プロセス中に、PDF ファイルの開く/表示の関連付けは変更または削除される場合があります。インストールが完了したら、PDF ファイルの開く/表示の関連付けを再度確立するために、サードパーティの PDF ソフトウェアを修復/再インストールすることが必要な場合があります。
  • Power PDF のインストール後に他の Kofax PDF 製品をアンインストールした場合は、Internet Explorer で PDF ドキュメントを表示することができなくなるため、再登録が必要です。再登録するには、Kofax Power PDF の [オプション] ダイアログにアクセスしてください。
  • HP の Pembroke ベースの TWAIN ドライバに存在するバグが原因で、Power PDF からのスキャンのときに問題が発生することがあります。スキャナ ドライバの [プロファイルの編集] ダイアログの [スキャン] ボタンをクリックしてスキャンを開始した場合、ドライバが無効だとダイアログは自動で非表示にならず、ダイアログは手動で閉じる必要があります。スキャナ ドライバのスキャンをそれ以降に試みるとクラッシュします。回避策は、[プロファイルの編集] ダイアログからスキャンせずに、ドライバのメイン UI ([スキャン設定] ダイアログ) の [スキャン] ボタンを使用することです。
  • HP Scanjet 7000 s2 スキャナ ドライバで WIA2 を使用して高解像度でスキャンできません: [スキャナの設定] ダイアログで [スキャナ ダイアログ ボックスの表示] オプションが選択されていて、カラー モードでのスキャンが選択されている場合。 

 

管理者向けの情報

Active Directory、SMS、および Citrix を展開する場合に Power PDF を設定できます。ネットワークおよびサーバー展開では、Kofax との VLP (ボリューム ライセンス プログラム) 契約が必要です。展開方法については、「ネットワーク インストール ガイド」をご確認ください。展開のサポートには、保守契約が必要です。

 

開発者向け

Power PDF 自動化 API を使用するには、ボリューム ライセンスが必要です。個別またはボリューム以外のライセンスを一般消費者向けの小売店や代理店などで購入したユーザーがこの API を使用することはできません。

 

サポート

Kofax チームは、さまざまな製品に関する技術的な質問に答えるためのデータベースを構築しています。Power PDF に関する質問がありましたら、https://nuance.custhelp.com/ にアクセスしてください。